東京都港区で整備された延べ約15万㎡の大型開発「城山プロジェクト」の一角を担うスウェーデン大使館が、“次世代型施設”としての再整備を計画している。建物や設備の老朽化、施設の一部の未利用などへの対応として、大使館単独で既存施設を改修する方針だ。工事完了は2027年を予定している。 同大使館は1991年に完成した。規模はSRC一部RC造地下2階地上8階建て塔屋1棟延べ1万0579㎡。12戸の住宅など3537㎡、事務所など5608㎡、工場など1434㎡で構成する。同年に竣工した、一団地認定制度などを活用した敷地共同化プロジェクト「城山プロジェクト」の中で整備された。
大使館は、竣工から30年以上がたち、老朽化が進んでいるほか、施設の一部が時代のニーズとそぐわず未利用となっていることを踏まえ、建て替えではなく既存施設の改修や設備更新によって“次世代型施設”に再整備することとなった。
再整備に当たっては関連計画を踏まえて、▽国際ビジネス交流拠点の形成▽地球温暖化▽麻布地区のまちづくり▽良好な住宅の供給促進▽省資源の促進--の5点への貢献を目指す。
未利用住宅のオフィスリノベーション、建物外皮性能の向上や省エネ機器への全面転換などを予定する。さらには内装、エレベーターの更新、外付けブラインドの更新と自動制御の導入や、スウェーデンの避難規定に基づく屋内外での避難階段の新設なども実施する考えだ。
同プロジェクトは大使館のほか、城山トラストタワー(S一部SRC・RC造地下3階地上36階建て塔屋2層延べ10万6236㎡)、城山トラストコート(SRC一部RC造地下4階地上12階建て塔屋2層延べ2万1016㎡)、日経虎ノ門別館(SRC一部RC造地下1階地上10階建て塔屋1層延べ1万8417㎡)などからなる。
計画に当たっては、住宅供給促進型総合設計制度を活用する。建築主は森トラストとスウェーデン国立文化財庁。設計は入江三宅設計事務所が担当している。
計画地は港区虎ノ門4-3-1と2、六本木1-10-3。
大使館は、竣工から30年以上がたち、老朽化が進んでいるほか、施設の一部が時代のニーズとそぐわず未利用となっていることを踏まえ、建て替えではなく既存施設の改修や設備更新によって“次世代型施設”に再整備することとなった。
再整備に当たっては関連計画を踏まえて、▽国際ビジネス交流拠点の形成▽地球温暖化▽麻布地区のまちづくり▽良好な住宅の供給促進▽省資源の促進--の5点への貢献を目指す。
未利用住宅のオフィスリノベーション、建物外皮性能の向上や省エネ機器への全面転換などを予定する。さらには内装、エレベーターの更新、外付けブラインドの更新と自動制御の導入や、スウェーデンの避難規定に基づく屋内外での避難階段の新設なども実施する考えだ。
同プロジェクトは大使館のほか、城山トラストタワー(S一部SRC・RC造地下3階地上36階建て塔屋2層延べ10万6236㎡)、城山トラストコート(SRC一部RC造地下4階地上12階建て塔屋2層延べ2万1016㎡)、日経虎ノ門別館(SRC一部RC造地下1階地上10階建て塔屋1層延べ1万8417㎡)などからなる。
計画に当たっては、住宅供給促進型総合設計制度を活用する。建築主は森トラストとスウェーデン国立文化財庁。設計は入江三宅設計事務所が担当している。
計画地は港区虎ノ門4-3-1と2、六本木1-10-3。