風波・「"なぜだろう"の気持ちを忘れないように」。幼い時に両親の出身研究室を訪れた際… | 建設通信新聞Digital

7月18日 金曜日

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風波・「“なぜだろう”の気持ちを忘れないように」。幼い時に両親の出身研究室を訪れた際…

風波
 「“なぜだろう”の気持ちを忘れないように」。幼い時に両親の出身研究室を訪れた際、教授から掛けられたこの言葉を心に留め、大切にしている。日頃から疑問を持ち、知識を得ることで視野や可能性が広がると信じる◆先日、大学の恩師と話す機会があった。次々に生まれる新しい技術や材料をスムーズに社会実装するため、コンクリートの物理的性状など、原点回帰する研究を主に進めているという◆広く使われている公式や配合設計などの理論が実は不透明なこともあり、「いまさら理論の解明をしているが、地味だけれど楽しい」と笑顔を見せた◆「なぜだろう」から新たなアイデアが生まれ、技術革新で具体化する。アイデアの実装には原点回帰が不可欠であり、そのサイクルが回り続ける瞬間を目の当たりにした気がする。