名古屋市/7月31日まで参加受付/氷室荘北工区整備BT | 建設通信新聞Digital

7月18日 金曜日

中部・北陸

名古屋市/7月31日まで参加受付/氷室荘北工区整備BT

 名古屋市住宅都市局は16日、WTO対象でBT(建設・譲渡)方式を採用する「名古屋市氷室荘(北工区)整備事業」の総合評価一般競争入札を公告した。31日まで参加表明を受け付ける。12月11日に開札し、2026年2月議会の議決を経て3月下旬に特定事業契約を結ぶ。予定価格は44億3500万円(税別)。
 参加資格は設計、建設、工事監理、移転支援、用地活用の担当企業で構成するグループ。代表は建設企業とする。設計企業は申請区分「測量・設計」、申請業種「建築設計・監理」の認定を受け、詳細内容「設計」を選択していることなど。建設企業は建築一式工事1100点以上などを求める。
 1968年から72年にかけて建設した氷室荘(北・南工区)のうち北工区の1-4棟を解体し、新棟を建設する。付帯事業で北工区の東西の用地に民間施設を整備・運営する。建設地は南区三条2ほかの敷地2万0484㎡。
 新棟はE、F棟の2棟構成を基本とするが、1棟でも認める。住宅戸数は、▽一般世帯(63.13㎡)▽小家族世帯(51.97㎡)▽単身世帯(43.42㎡)▽身障世帯(61.32㎡)▽身障単身(51.97㎡)--の5タイプで計140戸。
 付帯事業は、活用用地(西)3693㎡と同(東)4700㎡以上の利活用提案を求める。
 既存2・3棟を解体した後、28年10月から30年11月にかけて新棟を建設する。その後、残りの既存1・4棟を解体し、32年10月に活用地の売買契約を結ぶ。
 PFIアドバイザリー業務は三菱UFJリサーチ&コンサルティングが担当している。
 南工区は、4棟の建て替えが完了し、2棟を従来手法で建て替えている。26年11月に終える予定だ。建築工事は日東建設が担当している。