羽田エアポートラインと東急電鉄は1日、東急多摩川線蒲田駅と京浜急行電鉄空港線京急蒲田駅付近を結び、羽田空港へのアクセス性を向上させる新空港線の整備に向け、「速達性向上計画」を国土交通省に申請したと発表した。総事業費は約1248億円を見込む。10月の整備着手、2042年3月の整備終了を目指す。運行開始は40年前後を見込む。
同計画は、都市鉄道等利便増進法に基づき、4月4日に認定を受けた整備構想に沿って申請されたもの。東急多摩川線矢口渡駅・蒲田駅間から京急蒲田駅付近までの約0.8㎞の連絡線(新空港線)を新設し、新空港線と東急多摩川線との直通運転を行う。
事業スキームは、羽田エアポートラインが施設の整備・保有を担う「整備主体」、東急電鉄が運行を担う「営業主体」となる上下分離方式を採用する。新設区間の駅として、大田区蒲田四丁目に蒲田新駅(仮称)を設置する計画だ。
新空港線は、交通政策審議会答申第198号で「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」と位置付けられている。JR京浜東北線などが乗り入れる蒲田駅と京急蒲田駅間の「ミッシングリンク」を解消し、渋谷や新宿、池袋などの東京都心部や埼玉県南西部と羽田空港間のアクセス利便性向上に寄与するほか、蒲田・京急蒲田地区のさらなる発展に貢献するとしている。24年4月の同区のプレスリリースによると、経済波及効果は開業初年度を約2900億円、開業後10年間で約5700億円に上ると推計している。
開業により、自由が丘駅から京急蒲田駅付近までの所要時間は現行の約37分から約15分へと約22分短縮される見込みだ。
一部列車については多摩川駅から東横線に乗り入れさせる。東横線からの乗り入れに対応するため、東急多摩川線の多摩川駅と下丸子駅のホーム延伸なども併せて実施する方針だ。
同計画は、都市鉄道等利便増進法に基づき、4月4日に認定を受けた整備構想に沿って申請されたもの。東急多摩川線矢口渡駅・蒲田駅間から京急蒲田駅付近までの約0.8㎞の連絡線(新空港線)を新設し、新空港線と東急多摩川線との直通運転を行う。
事業スキームは、羽田エアポートラインが施設の整備・保有を担う「整備主体」、東急電鉄が運行を担う「営業主体」となる上下分離方式を採用する。新設区間の駅として、大田区蒲田四丁目に蒲田新駅(仮称)を設置する計画だ。
新空港線は、交通政策審議会答申第198号で「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」と位置付けられている。JR京浜東北線などが乗り入れる蒲田駅と京急蒲田駅間の「ミッシングリンク」を解消し、渋谷や新宿、池袋などの東京都心部や埼玉県南西部と羽田空港間のアクセス利便性向上に寄与するほか、蒲田・京急蒲田地区のさらなる発展に貢献するとしている。24年4月の同区のプレスリリースによると、経済波及効果は開業初年度を約2900億円、開業後10年間で約5700億円に上ると推計している。
開業により、自由が丘駅から京急蒲田駅付近までの所要時間は現行の約37分から約15分へと約22分短縮される見込みだ。
一部列車については多摩川駅から東横線に乗り入れさせる。東横線からの乗り入れに対応するため、東急多摩川線の多摩川駅と下丸子駅のホーム延伸なども併せて実施する方針だ。