多治見ら3市/候補地は高田町8ha/共同設置のごみ焼却施設 | 建設通信新聞Digital

8月4日 月曜日

中部・北陸

多治見ら3市/候補地は高田町8ha/共同設置のごみ焼却施設

義家会長(左)と高木市長
【25年度内に構想策定】
 岐阜県多治見市と瑞浪市、土岐市は、3市で共同設置するごみ焼却施設の建設候補地に、多治見市高田町の約8haを選定した。7月31日に多治見市の子ども情報センターで、東濃西部広域ごみ焼却施設整備等審議会(会長・義家亮岐阜大工学部化学・生命工学科物質化学コース教授)の第1回会合を開き、高木貴行多治見市長から3市の連名で義家会長に建設候補地の諮問書を手渡した。
 多治見市三の倉センター (三の倉町猪場37) や瑞浪市クリーンセンター (日吉町258-76)、 土岐市環境センター (泉町久尻1532-1-1) の老朽化や広域化の観点から、 3市共同で広域ごみ処理施設を整備する。
 基本構想策定に当たって示した、▽瑞浪市クリーンセンター▽土岐市環境センター▽多治見市高田町--の建設候補地3カ所を比較検討した結果、敷地面積が広く周回路を確保できることや、3市の現行施設を稼働しながら整備できることを理由に高田町を選定した。
 10月に開く第3回会合で基本構想案も諮問する。11月の第4回会合で答申案を確認し、2026年1月の第6回会合の答申を経て候補地を決定する。基本構想は25年度内にまとめる。37年度の稼働を目指す。
 現施設の日量処理能力は、三の倉センターが170t、 クリーンセンターが50t、環境センターが70t。 処理方式は三の倉センターが充填層堅型シャフト炉、 クリーンセンターが一体型シャフト炉。 環境センターがストーカ炉。

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