スケボーパークに着工/ボートレース余剰地を活用/福岡市 | 建設通信新聞Digital

8月28日 木曜日

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スケボーパークに着工/ボートレース余剰地を活用/福岡市

刈初の富田理事
穿初の彌永本部長
杭打をする森川取締役ら
【設計=大和リース・パシコンJV、施工=大和リース】
 福岡市は27日、福岡市那の津の建設地内で「ボートレース福岡パーク化事業」の安全祈願祭を開いた。屋内型として国内最大級となる延べ約3000㎡のスケートボードパークやにぎわい施設を整備する。スケートボードパークの設計は大和リース・パシフィックコンサルタンツJV、施工は大和リース、管理運営はムラサキスポーツが担当。9月1日に着工し、2026年9月末の完成、同年10月の開業を目指す。
 神事では、福岡市経済観光文化局の富田雅志理事の刈初(かりそめ)の儀、パシフィックコンサルタンツの彌永信夫上席執行役員営業本部長の穿初(うがちぞめ)の儀に続き、大和リースの森川年人取締役兼常務執行役員が新開義浩福岡支社工事部統括部長の支える杭を力強く打ち込み、工事中の安全と無事竣工を祈願した。
 神事の後、富田理事は「地域に開かれた魅力ある施設の実現に向け、工事が安全かつ円滑に進むことを祈念する」とあいさつした。森川取締役は「地域の皆さんが安心して集える場としての機能を充実させ、北天神地区全体の価値向上につなげたい。近隣への配慮を徹底し、安全最優先で工事を進める」と決意を述べた。
 同事業は、ボートレース福岡の機能集約で生じる土地を活用し、「Make Style」をコンセプトに、初心者からプロまで幅広く利用できるスケートボードパークを整備する。S造平屋建て1920㎡のストリートコート棟、同1050㎡のパークコート棟の2棟構成とし、両棟の間に大型遊具などを備えたイベント広場を配置する。コースレイアウトは、2024パリ五輪などでスケートボード日本代表監督を務めた西川隆氏が設計監修した。
 このほか、那の津通り沿いにS造2階建て延べ1174平方mのにぎわい施設を設け、飲食店やスポーツ関連店舗を誘致する。同施設は大和リース所有の民間施設となり、設計はアトリエコマ、施工は真和工務店が担当する。