小田急電鉄とホテル小田急サザンタワーは、東京都渋谷区の「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」のリニューアルに着手する。設計は大成建設・乃村工藝社JV、施工は大成建設が担当する。2026年秋の着工、28年春のグランドオープンを目指す。
同ホテルの規模は延べ2万2614㎡で、1998年に宿泊主体型ホテルとして開業した。
リニューアルは、20階のフロント・ロビー・レストラン・ラウンジ、21階の宴会場・会議室、22-35階の客室が対象。客室数は現在より2室多い377室(ダブル134室、ツイン243室)とする。
開業時のコンセプト「シンプル&モダン」を維持しつつ、居心地の良さや機能性を追求する。置き型の家具を最小限にとどめる一方で、眺望を楽しめるようソファの配置にこだわる。バスルームも一新し、トイレ・洗面を独立させる。窓は遮熱・断熱性能を強化し、天井には空気清浄機を組み込む。フロント・ロビーは、スーツケースなど手荷物を収容するバックヤードを拡張し、隣接するラウンジはスペースを拡大することで座席数を増やす。レストランは、オープンキッチンを維持しつつ、客席レイアウトを刷新して入り口の開放感を高める。











