広島県呉市は、「野呂山再整備基本計画策定業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加申込書は6月3日まで、産業部観光振興課施設グループで受け付ける。企画提案書の提出は6月10日まで。同月中旬から下旬に予定している選定委員会(プレゼンテーション・ヒアリング)で優先交渉権者を特定する。
参加資格は、同業務を実施できる十分な能力と社会的信用がある法人または複数法人で構成するJV。委託費限度額は3900万円(税込み)に設定している。
同業務は、基本構想を踏まえた瀬戸内海国立公園内の野呂山山頂エリアでの段階的な再整備(ステップ1、同2)に向け、民間参入を促進できる実現性の高い基本計画をまとめる。特に子ども・子育て世代を主要ターゲットとした再整備設計とステップ1での早期効果創出を重視する。
業務内容は、▽調査・分析(現況調査、ビジターセンター耐震診断、氷池水質調査など)▽需要・市場調査(既存調査の活用と追加調査、住民参加型ワークショップ開催)▽ステップ1(対象・ビジターセンター、かぶと岩展望台サイト、キャンプサイト、野呂高原ロッジサイト、これらを結ぶ動線)の概略設計(導入機能検討、イメージパース作成、概算工事費と事業スケジュール、事業手法検討、経済波及効果の試算など)▽ステップ2の計画方針検討(野呂高原ロッジサイトの本格的な滞在拠点整備検討など)--など。
履行期間は2027年3月31日まで。対象範囲は、瀬戸内海国立公園・野呂山集団施設地区の敷地62.4ha(瀬戸内海国立公園第3種特別地域)。
野呂山は、1950年に瀬戸内海国立公園に指定され、頂上には国民宿舎やキャンプ場をはじめとする施設が点在し、弘法寺などの歴史資源やアウトドアが楽しめるなど高いポテンシャルを持っている。一方で、施設の老朽化に加え、利用者ニーズの多様化が進む中、ポテンシャルを十分に生かせず利用者が減少傾向にあるなどの課題を抱えている。市では、これらの課題を解消し、かつてのにぎわいを取り戻すため、野呂山再整備の検討に着手した。
