野村不動産が、東京都港区の野村証券研修センター跡地で計画する開発事業の概要が明らかになった。区が15日から縦覧を始めた「(仮称)高輪二丁目計画」の環境影響調査計画書によると、同社は約1.5haの敷地に延べ約6万㎡の共同住宅と提供公園を整備する。2028年度に着工し、35年度に竣工、全体供用する予定だ。調査計画書の作成業務は日本工営が担当した。
同事業では、共同住宅や提供公園のほか、住宅用の駐車場と駐輪場を各230台分整備する。江戸時代には下屋敷や旗本屋敷、明治時代には華族邸宅が建ち並んでいた歴史背景を踏まえ、緑を生かした落ち着きあるエリアを象徴する良質な住宅づくりを目指す。
事業区域は、高輪2-12-21の敷地約1万4300㎡。JR高輪ゲートウェイ駅から西に約300m離れた場所にあり、用途は第一種中高層住居専用地域。かつては野村証券研修センターとして使用されていた。土地の所有権は、25年4月に野村不動産とSMFLみらいパートナーズに移転している。
周辺では、複数の再開発事業が進んでいる。計画地北東側では「(仮称)泉岳寺周辺地区市街地再開発事業」、東側では「品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」、南側では「高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業(品川駅西口地区C地区)」などが計画されている。
