西武ホールディングスは、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪があるエリアで検討を進める「高輪B-1地区」の再開発計画について、2030年度中の新築工事着工、35年度以降の竣工と開業を目指す方針を示した。既存のホテルなどは、29年度中に解体工事に着手する方針だ。
新築工事着工は、当初の計画から2年後ろ倒しとなる。同社はスケジュール見直しの背景として、建設費高騰やゼネコンの施工余力が不足していることを挙げ、変更によりコストを適正化するとしている。開発方針に変更はなく、今年度中にゼネコン数社から概算見積もりを取得した上で、28年度の事業承認に向けて関係者との協議を進める。
事業計画地は、高輪3-13-1ほかの約3ha。B-1-2地区には、地下4階地上31階建て延べ26万8000㎡の事務所、商業、ホテル、住宅、MICE(国際的な会議や展示会など)からなる複合施設を新設する。B-1-1地区には、約0.9haの公園を整備する。
1982年に「新高輪プリンスホテル」として開業した同ホテルの施設規模は、地下3階地上15階塔屋3層建て延べ約7万4710㎡。当初の計画では2026年度中の営業終了と解体着手を予定していたが、今年5月に営業の継続を発表していた。

