福島県は、「衛生研究所再整備基本・実施設計業務委託」の公募型プロポーザルで、大建設計を最優秀提案者に特定し、22日に1億8370万円(税込み、以下同)で契約した。履行期限は2027年12月13日。28年度に建築工事に着工し、30年度の供用を目指す。
福島市方木田水戸内16にある既存施設の老朽化などを踏まえ、永井川字原田7-1の敷地約0.4haに移築する。
規模はRC造3階建て延べ4500㎡以内で、車庫や駐輪場なども設ける。
プロポーザルで大建設計は、災害時のアクセスや除雪に配慮した地域の特性を読み解いた合理的な配置計画と、センターコア方式による人とモノ、設備の導線を最小化・効率化した平面計画、検査需要の変化に柔軟に対応できる諸室配置などを提案した。水害リスクを考慮に入れた地盤のかさ上げや免震構造を採用することで、災害拠点としての安全性・継続性を確保する。閉鎖的になりがちな研究所に情報発信のためのロビー・展示スペースや、職員の分野連携・協働、リフレッシュ空間にもなるコラボスペースなども設けるとした。
審査は、石井敏東北工大建築学部建築学科教授(委員長)ら6人の審査委員が務めた。総評で大建設計の提案は「豊富な設計実績に裏打ちされた極めて堅実かつ実現性の高いものだった」と評価した。
