東京都都市整備局は、大規模なまちづくりが計画されている築地市場跡(東京都中央区)で、明治・大正期にあった海軍の遺構を7月12日に公開した=写真。市場の底に眠っていた製鋼炉のレンガ遺構のほか、出土した遺物なども披露され、日曜日とあって多くの人でにぎわった。
築地は、江戸時代の埋め立て地で、武家地として利用されたが、さまざまな変遷を経て、明治時代に海軍省用地として関連施設が設置された。だが、1923年の関東大震災の影響で、他の土地へ機能を移転。35年に築地市場として正式に開業した。
見学対象となった築地6丁目の調査区域には、1875年に海軍兵器局製造所が置かれていた。89年に海軍造兵廠(ぞうへいしょう)と改称して以来、約50年間、兵器素材の開発・製造工場として活動してきた。

