兵庫県芦屋市が進めているJR芦屋駅南地区の再開発事業で、市は9月着工を目指している。特定建築者として東急不動産が参画しており、ビルの基本・実施設計は大建設計が担当、施工業者は未定だ。完成は2030年8月、事業全体の完了は32年度中を目指している。現在は敷地の除却工事、デッキと駐輪場の積算業務を進めている。
再開発の対象となるのは同市業平町、宮川町の一部1.1ha。総事業費は277億3000万円を見込む。事業の着工は今年1月を予定していたが、用地取得の遅れなどを理由に9月に延期した。
再開発ビルの規模はRC造11階地下2階建て延べ1万6017㎡。共同住宅51戸、店舗、事務所、飲食店などを配置するほか、3階には図書機能と、市民活動センターの機能を備えた公益施設を整備する。特定建築者として東急不動産が参画している。
JR芦屋駅と、再開発ビルをつなぐペデストリアンデッキと地下駐輪場は27年1月の着工、31年7月の完成を目指す。芦屋駅南地区の課題として、道幅が狭く、歩道が整備されていないことが課題となっている。デッキを整備することで、駅までの導線を確保しつつ、回遊性を高める。施工は再開発ビルの施工を担う企業と市が随意契約することを想定している。
国道2号線と駅を結ぶ道路「駅前線」は、道路を拡幅し、歩道を整備する。拡幅後の道路幅は15mで、現在の7.5mの2倍になる。ほかにも、駅前の交通広場にはバスと乗用車用のロータリーを整備する。歩道を設置することで歩行者の安全を確保し、ロータリーを整備することで交通結節点としての機能の充実も図る。道路、広場は30年度から32年度にかけて順次整備する。
