東京都都市整備局は、「新宿駅西口駅前広場デザイン方針」を策定した。コンセプトとして「新宿駅西口駅前広場はもっと人のための広場へ」を掲げ、温かさや愛着を感じられる象徴として、大きなシンボルツリーを設置する。スムーズな移動だけでなくイベントや滞留などが可能な空間の創出や、開口部「ボイド」を生かした立体的で歩行者が利用しやすい回遊動線、駅周辺にあるみどりの東西骨格軸をつなぐ要としての役割とする。2035年度の概成を目指す。
キーワードとして、▽みどりの要となる駅前広場▽光が差し込む明るい駅前広場▽人が集い、にぎわう、快適な駅前広場--とした。
4日の記者会見で、小池百合子都知事は「世界有数のターミナル駅に相応しい、ウオーカブルでみどり豊かな、人を中心とした広場の実現を目指す」としつつ、「自動車が主体だったのを、どうウオーカブルにするかが肝だ」と述べた。
新宿駅は、世界一の乗降客数を誇る巨大なターミナル駅だが、施設などの老朽化、歩行者の滞留空間の不足など課題が顕在化している。
西口駅前広場は、建築家・坂倉準三らの計画により、1966年に完成した。人と自動車の動線を地下と地上で分離するとともに、「ボイド」を設け地下1階まで太陽光を取り入れ、噴水池を設置するなど、「太陽と泉のある立体広場」として長年親しまれてきた。
再編に際し、2018年に東京都と新宿区が策定した「新宿の拠点再整備方針」や、新宿の拠点再整備検討委員会が策定した「新宿グランドターミナル・デザインポリシー2026」を踏まえた。
「新宿駅西口駅前広場の将来デザイン検討業務委託」は中央復建コンサルタンツが担当した。

