福岡市は8日、市議会の2026年第4回定例会常任委員会で、「天神二丁目南ブロック駅前東西街区」再開発や、博多区のウオーターフロント地区で計画するMICE(国際的な会議・展示会など)施設整備の検討状況などを報告した。同再開発のパルコなどが計画する東街区の複合施設は2031年末の完成を見込む。設計・整備費は25年度試算の約1000億円から約1230億円に増額した。
市の容積率緩和制度「天神ビッグバンボーナス」を活用して複合施設や地下通路、公園などを整備する。事業対象地は、パルコ本館・新館敷地などの東街区と新天町商店街敷地の西街区で構成する。
東街区の複合施設の規模は地下4階地上22階建て延べ約14万1000平方メートル(容積率約1550%、建ぺい率約95%、建築面積約7500平方メートル)。地下2階から地上6階は商業、7階は商業と文化・情報発信、8―15階は基準階1000坪以上のオフィス、16―22階は国際水準のハイグレードホテルを設ける。地下3階以下は駐車場とし、地下4階にはライブハウスも配置する。制震構造などを採用し、高いBCP(事業継続計画)性能の確保を目指す。同街区の特定業務代行者は竹中工務店が担当している。
西街区は、26年内の市街地再開発事業の認可申請に向けた事業計画などの検討・作成や、建て替えに伴う一時移転などの準備が進む。
両街区とも、26年度の市街地再開発の施工や組合設立などの認可、実施設計着手、27年3月以降の解体工事着手を見込む。
MICE施設整備では、築45年を迎え、設備の老朽化や機能面の陳腐化などの課題を抱える福岡サンパレスと福岡国際センターの建て替えを検討する。
福岡サンパレスは、引き続き移転・建て替えの方向で検討を進める。国際センターは、催事の大型化などに対応するため建て替えを検討する。施設の大型化による敷地面積の不足や長期閉館による稼働への影響を踏まえ、移転も視野に入れる。

