日本赤十字社は、千葉県成田市にある成田赤十字病院で計画している救命救急棟の増築事業費を100億3000万円(税込み、以下同)と試算した。このうち、増築工事は78億円、研修棟解体工事は1億8000万円、設備盛り替え工事は5億円、設計監理が3億3000万円、医療機器などに11億5000万円を見込む。
現在は基本設計に引き続き横河建築設計事務所が実施設計を進めている。2028年1月から既存施設の解体工事、10月から増築工事に着手する。30年1月の完成を目指す。
研修棟(旧看護専門学校)を解体し、新たにS造4階建て延べ7221㎡の救急救命棟を増築する。1階に救命救急センター、2階に集中治療室12床と手術室、3階に救急病棟20床、4階に新生児センター21床と研修医等教育センターを配置する。
増築工事のほか、41億6000万円を投じ、付随工事や救命救急棟完成後の改修なども計画している。
成田赤十字病院(成田市飯田町90-1)は、1948年2月に開院し、54年5月に現在地に全面移転した。救命救急棟の建設地はA棟北側にある研修棟を解体した跡地。
救命救急棟は、ICU(集中治療室)・救急病棟が入るF棟の老朽化や狭あい化、たび重なる病院の増改築による患者・スタッフ動線の複雑化、現在より増加する推計の印旛医療圏の入院医療需要などの状況を踏まえ、建設する。
市は25年12月、地区計画(成田赤十字病院地区)を都市計画決定済み。成田赤十字病院を含む用途地域の容積率を300%に緩和した。

