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【橋梁点検車】動作把握しやすいシンプル構造で圧倒的シェア! メンテ時代のタダノの戦略

最終更新 | 2017/03/17 16:32

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BT-200での作業状況

 インフラメンテナンス需要の増加を追い風に、国内の橋梁点検車市場は1000台超の市場規模に急拡大している。その中でも全体の9割をカバーするタダノの「BTシリーズ」は高いシェアと認知度を誇る。「販売台数で見れば世界ナンバーワン」(木村輝一国内営業企画部高所グループマネジャー)という同社の橋梁点検車の強みを追った。 タダノの2017年3月期の高所作業車全体の売上高は、200億円の大台をはじめて突破する見込み。橋梁点検車はこのうち約30%を売り上げる“稼ぎ頭”だ。現在、国内で稼働している橋梁点検車のうち、高速道路のオーバーフェンス工事に適したBT-100/110が約500台、一般道の橋梁点検向けのBT-200が約350台、大型橋梁向けのBT-400が約30台を占める。
 普及の背景には、オペレーターが直感的に動作を把握しやすいシンプルな構造であることと、現場の作業工程がBTシリーズの使用を前提に組まれるケースが多く、多数の現場で指定機種となっていることがある。このシンプルさゆえに、夜間作業が多い橋梁点検中に「止まった、動かない」などの対応のために現場に向かう必要もなく、レンタル会社からも高評価を得ている。こうした背景も後押しし、17年3月期の販売台数は、これまで過去最高だった16年3月期の販売台数をさらに上回る予定だ。

オーバーフェンス工事車両のBT-110

 製品は、110が高速道路を主とするオーバーフェンス工事車両であるのに対し、200は地方自治体が管理する一般道の橋梁点検分野へのアンダーブリッジ対応車両となっている。また、400は大型橋梁点検車として02年に販売を開始し、小型から大型までのラインアップがそろった。
 110は約60%を大手広域レンタル会社が保有しているのに対して、200は地場レンタル会社の保有比率が約60%。高速道路網の発達した大都市圏で普及した110に対して、200では全国的な分散傾向がみられるのも特徴だ。
 3機種のうち、特に近年伸びが著しい200の販売を開始したのは、いまから15年以上前の00年9月。110に比べて桁下奥により潜り込める仕様を目指したものの、当時の高速道路での稼働は遮音壁越えや桁高さが高いと桁下に潜り込めない仕様だったことに加え、デッキ長さが3mしかなく110の代車としてのオーバーフェンス作業への適用が難しかったこともあり、約40台を販売して「あっさりと“空振り”に終わった」(木村氏)経緯がある。
 だが、橋梁の老朽化が社会問題となり、地方自治体の橋梁を対象にする「橋梁の長寿命化修繕計画策定事業」が07年に創設されたのを機に、全国の支店への問い合わせが急増した。これを受けて、一般道の橋梁点検をターゲットにして一度は生産を中止した200の改良に乗り出した。例えば点検対象の一般道の橋梁が交互通行であることに着目し、右側のアウトリガー張り出しをなくすことで、車両の軽量化を実現。かつてネックとなっていた車両総重量の問題などをクリアし、現行の200が生まれた。

アンダーブリッジ対応車両のBT-200

 その後、中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故もあり、14年には全国約73万橋を対象に5年に1回の定期点検や近接目視などの点検義務が課されたことで需要が急増する。16年3月期までの販売実績は累計300台に積み上がり、17年3月期には150台の販売を見込むほどの主力商品に成長した。
 道路インフラの維持管理は、メンテナンスサイクルを永続的に回すことが重要であり、そこで使用される製品には継続的な需要が見込まれる。さらに、老朽化が進む高速道路の大規模更新・修繕計画や東京五輪に向けたインフラ投資もある。木村氏は橋梁点検の市場について「今後10年はこのまま続く」と予測しつつ、将来的には「橋梁点検のあり方は時代の流れとともに変わっていくだろう」と見据える。
 最近ではUAV(無人航空機)を活用した橋梁点検に関する技術開発が行われつつあるが、「人間の感覚にもとづく検証に勝るものはない。ただ、BTシリーズの製品を使っても人が踏み込めない多様な橋梁や高速道路橋があるのも事実であり、こうした現場の点検や経過観察には有効な手段の1つとなる。今後はこうした技術開発と共存しつつ、橋梁点検車のあるべき姿を追求しながら進化させていきたい」と力を込める。

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