【感受性育む園舎が評価】日比野設計+幼児の城設計の幼児施設が国際的デザインコンペで入賞 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【感受性育む園舎が評価】日比野設計+幼児の城設計の幼児施設が国際的デザインコンペで入賞

 イタリアの国際的デザインコンペティション「A’Design Award & Competition(エーダッシュデザインアワード&コンペティション)2019」で、日比野設計+幼児の城が設計監理した「Kinari Kindergarten and Nursery」(浜松市)がシルバー賞、「YM Nursery」(鳥取県米子市)がブロンズ賞を受賞した。「スマホ子守」による子どもの運動不足、五感や言語発達の遅れ、視力低下などの課題に対するデザインアプローチが評価された。
 スマートフォンやタブレットの普及に伴い、「スマホ子守」による子どもの運動不足などが懸念されている中、幼児施設専門設計を専門とする日比野設計+幼児の城は、心や体の土台を作る重要な幼児期に、子どもたちが五感を使った直接的な体験を重要視している。
 今回受賞した「Kinari Kindergarten and Nursery」と「YM Nursery」でも、光と風を感じながら食事ができるようダイニングルームに全開放できる扉を設けたほか、子どもが見て触れる場所に自然素材を多く使用している。
 エーダッシュデザインアワード&コンペティションは、イタリアを本部に置く国際的デザインコンペティションで、国際的に活躍する学者、ジャーナリスト、デザイナー、経営者による厳しい審査を通して選ばれた、商品とサービスに対して、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、アイアンの賞を授与し、優れたデザインの普及などを図っている。ことしは98のデザイン分野で106カ国2437人の受賞者が選ばれた。

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