【ドバイ国際博覧会日本館が起工】日本と中東の歴史のつながりと文化の交差を表現 20年9月に完成 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

公式ブログ

【ドバイ国際博覧会日本館が起工】日本と中東の歴史のつながりと文化の交差を表現 20年9月に完成

 大林組のアラブ首長国連邦のグループ会社「大林ミドルイースト」は、日本貿易振興機構(JETRO)から受注した「2020年ドバイ国際博覧会日本館建築工事及び解体・撤去工事」の起工式を開いた。設計は電通ライブと永山祐子建築設計(チーフデザイナー)、NTTファシリティーズが担当した。20年9月の完成を目指す。解体・撤去は21年4月以降から10月まで。

日本館外観

 博覧会は、20年10月20日から21年4月10日までアラブ首長国連邦のドバイで開催される。
 日本館の規模は、S造2階建て延べ3254㎡を計画している。「日本と中東とのつながり」と「持続可能性」をテーマとし、伝統的な中東と日本の建築、技術、文化からインスピレーションを得たデザイン・構造を取り入れる。
 アラベスクと麻の葉模様のパターンを組み合わせたデザインのファサードとし、日本と中東の長い歴史のつながりと文化の交差を表現した。日本の折り紙からインスピレーションを得た立体的な外観で来場者を迎え、中東の伝統的な建築に見られる風を取り入れるための塔(バードギール)と、日本の打ち水に着想した環境に優しい冷却システムを採用する。

内観イメージ


 大林組では、ドバイ国際博覧会での経験を生かし、25年の大阪・関西万博にも貢献する考え。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら