【大林組】太陽光型植物工場での大規模水耕栽培 インドネシアに1ha規模の実験施設を建設 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【大林組】太陽光型植物工場での大規模水耕栽培 インドネシアに1ha規模の実験施設を建設

 大林組は、シンガポールのGallant Venture(ガラント・ベンチャー)のインドネシア子会社「PT.Persada Hijau Cemerlang」(ペルサダ・ヒジャウ・チュムルラン)と、太陽光型植物工場による大規模水耕栽培の共同実証研究を始める。インドネシア・ビンタン島に1ha規模の実験施設を建設し、2021年1月からのシンガポールとインドネシアなど東南アジア圏での販売開始を目指す。

施設完成イメージ

 東南アジア地域では、経済成長による所得増加や健康志向の高まりなどを背景に、高品質で安全な食材に関心が集まっている。
 実証実験では、熱帯気候に適応した太陽光型植物工場でミニトマトと葉物野菜を栽培し、大規模水耕栽培の実現と、流通販売網の確立を進める。東南アジア地域の中間所得層以上をターゲットとした市場性の調査、販売先の開拓によって、将来の大規模事業化の可能性を検討する。実験施設は11月に完成する予定。
 大林組では、今回の実験を通じ、14年11月に設立したグループ会社・オーク香取ファームの太陽光型植物工場(千葉県香取市)で得た大規模水耕栽培のノウハウや空調による温度管理などの技術を適用し、高度に環境制御された太陽光型植物工場での高品位作物の安定・大量供給を目指す。

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