【障がい者スポーツ体験会】80人がパラリンピアンの講演とゴールボール体験 清水建設が協賛 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

公式ブログ

【障がい者スポーツ体験会】80人がパラリンピアンの講演とゴールボール体験 清水建設が協賛

ゴールボールを体験

 清水建設が協賛する「楽しい!からはじめよう“みんなのスポーツ”障がい者スポーツ体験会in千葉」が25日、千葉市の千葉ポートアリーナで開かれた=写真。NPO・STANDが主催。同社千葉支店の社員20人を含む約80人の参加者が、パラリンピアンの話や指導を受けながら、健常者と障がい者の垣根を越えてスポーツを楽しんだ。
 冒頭、あいさつに立った福留信也清水建設執行役員千葉支店長は「障がい者スポーツを通じて、すべての人が一緒にいきいき暮らせる社会づくりに理解を深めてほしい」と語った。
 この後、車いすマラソンでアテネとロンドン両パラリンピックで入賞した花岡伸和さんが「この腕で走るということ」をテーマに講演した。高校3年生の時に事故で脊椎(せきつい)を損傷した後、自分の手で食事をすること、同級生と一緒に卒業することなど「小さな目標を積み重ねるスモールステップが大事だ」と身近な目標設定の重要性を説いた。
 この後、ゴールボール女子日本代表として北京パラリンピックに出場した高田朋枝さんとヘッドコーチを務めた江黒直樹さんから基本的な動作を学んだ後、アイシェード(目隠し)を装着して鈴入りのボールを投げ合った。初対面の参加者同士が声を掛け合いつつ繰り出されるファインプレーの数々に会場から拍手が寄せられた。最後は参加者全員でフラッグに寄せ書きをした。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら