【JFMA】インフラマネジ部会が出版記念シンポ 高専生対象のインフラ技術コンテストの開催を発表 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【JFMA】インフラマネジ部会が出版記念シンポ 高専生対象のインフラ技術コンテストの開催を発表

 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)のインフラマネジメント研究部会(中川均部会長)は、東京都江戸川区のタワーホール船堀で開催された「ファシリティマネジメントフォーラム2020」内で、『インフラ点検のすゝめ』出版記念シンポジウム「技術者は育てなければ育たない!」を実施した。インフラ点検分野において各方面で活躍する登壇者が講演やパネルディスカッションしたほか、シンポジウムの最後には全国の高等専門学校生を対象としたインフラ技術コンテストをJFMAのタスクフォースとして企画し、2021年のJFMAフォーラムでの決勝開催を目指すことを発表した。
 シンポジウムでは、宮里心一金沢工大教授が「自治体を支える教育者の立場」、植野芳彦富山市建設技術統括監が「危機から這い上がる自治体の底力」と題してそれぞれ講演したほか、同部会が中心となって19年9月に刊行した『インフラ点検のすゝめ 現場の目線-実践編-』について、田村裕美インフラ点検教本WGリーダーが「ワンチームで臨んだ作成の思い出」と題して振り返った。
 その後、コーディネーターに中川部会長、パネリストには宮里教授、植野統括監、松本健国土交通省道路局国道・技術課道路メンテナンス企画室長、同部会顧問の丸山久一長岡技術科学大名誉教授、さらにインフラ点検教本WGの田村氏、盛重知也氏(西松建設)、渡邉大介氏(ガイアート)、岩佐宏一氏(アイセイ)を迎え、「災害を想定外にしないために」と題してパネルディスカッションした。
 シンポジウムの最後に副部会長としてあいさつした岩佐氏は、全国の高専生を対象としたインフラ技術コンテスト「インフラテクコン2021」を告知し、「建築も土木も、年齢も性別も関係なく競技し、メンテナンスサイクルをテクニカルな手法で解決する、またマネジメントサイクルを管理者側の視点に立ってマネジメント手法で解決することをテーマとして考えている。来年のJFMAフォーラムで高専生がここに立ち、決勝戦を開催することを目標としているので、皆さんのお力添えをお願いしたい」と語った。
 
 
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