【在宅勤務にも対応】清水建設の木質ハイブリッド構造マンション「アネシス茶屋ヶ坂」竣工 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

公式ブログ

【在宅勤務にも対応】清水建設の木質ハイブリッド構造マンション「アネシス茶屋ヶ坂」竣工

 清水建設は14日、名古屋市内に自社開発を進めてきた木質ハイブリッド構造マンション「アネシス茶屋ヶ坂」の記者見学会を開いた。規模は木造・RC造(免震構造)地下1階地上4階建て延べ3214㎡、戸数は26戸(2LDK)。15日に竣工する。

各住戸に可動間仕切りを設置

 同社社宅に利用するほか、一部住戸をショールームに活用する。新型コロナウイルス感染症に対応し、在宅勤務をしやすくするため各住戸に可動間仕切りを設置。集会所にはテレワークの機能を付加している。
 1階床を免震構造の人工地盤とし、その上に建物を載せる構成となる。建物外周の梁56本、柱28本、間柱56本に同社が国土交通大臣認定を取得した木質耐火部材「スリム耐火ウッド」を初採用。柱と梁の接合には自社開発した木質ハイブリッド構造技術「シミズ ハイウッド」を取り入れた。
 同社名古屋支店建築設計部の佐々木喜啓グループ長は「木造とRC造を合理的に組み合わせ、中層集合住宅に求められる耐震性、耐火性、居住性、遮音性を実現した」と構造の特徴を説明した。
 所在地は同市千種区赤坂町1-29-2。建築面積は850㎡。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら