【「CES 2021」に出展】日常計測で健康促進 TOTO「ウェルネストイレ」のコンセプトを発表 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【「CES 2021」に出展】日常計測で健康促進 TOTO「ウェルネストイレ」のコンセプトを発表

 TOTOは、CTA(Consumer Technology Association)が主催する米国の先進技術展示会「CES 2021」に出展し、日常的なトイレ使用から利用者の健康状態を計測・解析して、スマートフォンのアプリから健康のためのリコメンド(推奨)を行う住宅向け「ウェルネストイレ」のコンセプトを発表した。

使用イメージ


 中村良次デジタルイノベーション推進本部長は、会見で、ウェルネストイレについて「AI(人工知能)を搭載して、利用者のトイレ利用から健康のためのアドバイスを出すトイレは、世界的には既にある。しかしそれらは、トイレの機能が犠牲になっていたり、利用者が尿を試薬に浸すなど手間がかかる課題があった。ウェルネストイレはトイレの機能・デザインをそのままに、いままでどおりトイレに座れば健康データがとれて、食生活へのアドバイスなどのリコメンドが得られる、という体験を提供する」と説明した。

 ウェルネストイレの展開については「利用者の情報を検知するセンサー類や、情報を解析するAIアルゴリズムなどを活用できるパートナーが見つかり、数年後の製品化へ向け、共同開発する段階だ。現在は住宅向けに開発を進めている。将来的には世界への展開を目指す」とした。

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