【提案競技でイオンリテールを特定】入間小学校跡地に商業施設 23年度開業へ 埼玉県狭山市 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【提案競技でイオンリテールを特定】入間小学校跡地に商業施設 23年度開業へ 埼玉県狭山市



 埼玉県狭山市は、「入間小学校跡地利活用事業」の公募型プロポーザルを実施した結果、イオンリテールを特定した。官民連携で進める西武新宿線入曽駅周辺整備事業の中核を担う商業施設として、スーパーマーケットやブックカフェ・キッズパークで構成する施設を提案している。商業施設の開業は2023年度、駅周辺一帯のまちびらきは24年度を目指す。



 提案によると、施設全体を同社が手掛ける新業態「そよら」として整備し、市内外からの集客を狙う。「毎日のように自然と通う生活拠点」をコンセプトに、訪問客とのコミュニケーションを重視したショッピングセンターを整備する。

 具体的には、屋上駐車場を活用したドライブインシアターや「(仮称)入曽グルメフェス」などのイベントを開き集客力を高める。ブックカフェにテラス席とキッズパークを設け、子育て世代が地域のにぎわいを感じられる空間を演出する。2階建ての施設を想定している。

 施設デザインには、狭山市の地域性を生かして茶畑や茶箱の要素を取り入れる。

 外部有識者や地域代表者で構成する選定委員会は「入曽駅周辺の顔となり、まちの魅力向上や交流人口の増加につながる」と評価した。プロポーザルには計11者が参加し、全者がプレゼンテーション審査に進んだ。

 入間小学校跡地の所在地は、入曽駅北側の南入曽546の敷地1万0255平方メートル。近隣商業地域で、建ぺい率80%、容積率200%。現状は更地となっている。

 入曽駅周辺整備事業では、学校跡地の民間活用のほか、東口・西口の駅前広場、区画道路(アクセス道路)、東西自由通路、橋上駅舎の新設を計画する。駅周辺一帯の更新により、安全性、利便性、にぎわいの向上に取り組む。


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