【24年の開館目指す】鎌倉の野村総研跡に自然環境との調和にこだわった複合施設を整備へ | 建設通信新聞Digital

5月18日 土曜日

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【24年の開館目指す】鎌倉の野村総研跡に自然環境との調和にこだわった複合施設を整備へ

 神奈川県鎌倉市は、野村総合研究所跡地(鎌倉市)の約17haでアルビオンアート・中山マネジメントJVが計画している宝飾美術館や研究所を中心とした複合施設の整備概要を公表した。施設規模は地下1階地上4階建て延べ約5700㎡で高さは19.9m。2022年から23年にかけ約24カ月で既存建物解体と本体工事を進める。24年の竣工・開館を目指す。

北側から見たイメージパース


 複合施設は、自然と一体になったような外観で、屋上には緑が広がるほか、施設横には芝生広場を設けるなど、自然環境との調和にこだわる。施設整備に当たっては、地元アーティストやクリエーターとの連携によるクリエーティブ産業への貢献も目指す。敷地内の野村橋改修やハイキングコースの整備、公衆トイレの設置なども実施する。

 対象地は梶原4-7-1の敷地17万8975㎡。鎌倉駅、大船駅、深沢地域国鉄跡地周辺拠点の中間点に立地する。

 市は、野村総合研究所跡地の敷地利活用に向け、「梶原四丁目用地利活用事業」の公募型プロポーザルを実施した結果、同JVを特定した。同JVの希望敷地貸付料は1年当たり2200万円、貸付期間は30年。12月中に基本協定、21年3月に基本契約を締結する予定だ。

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