定礎の儀では、会場に関係者の力強いかけ声とともに礎石が運び込まれ、礎石が所定の位置に設置されると、山口修二日高振興局長(高橋はるみ北海道知事代理)、堀井学衆院議員らが鎮定の儀、次に和泉晶裕北海道開発局長らが斎鏝(こて)の儀を、最後に施工者を代表し西松建設の近藤晴貞社長、岩田地崎建設の岩田圭剛社長、岩倉建設の宮崎英樹社長、大木洋平作業所長の4人による斎槌(つち)の儀と続き、埋納の儀によって礎石が鎮められ、万歳三唱が山間に響きわたり、くす玉開披とともに定礎が完了した。
平取ダムは、堤高56.6m、堤頂長350.0m、総貯水容量は4580万m3の重力式コンクリートダムで、2015年1月に堤体工事に着手、同年9月から堤体コンクリートの打設を開始。
今後、堤体打設工事が本格化し、19年度の完成を予定している。