事業者選定で提案競技/複合公共DBと民活一括/国分寺市の旧庁舎用地 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

関東・甲信越

事業者選定で提案競技/複合公共DBと民活一括/国分寺市の旧庁舎用地

 東京都国分寺市は、1月に新庁舎が完成し移転した旧庁舎用地を利活用する事業者の選定に向け、公募型プロポーザルを公告した。6月13日まで参加表明書、7月4日までに個別対話参加申し込み、9月26日までに技術提案書・提案金額見積書を受け付け、10月27日の技術提案審査を経て、11月上旬に優先交渉権者を決める。2026年1月中旬に基本協定を結んで事業に着手する。
 対象地は、戸倉1-6-1の敷地1万0898㎡。福祉センター・生きがいセンターとくら、恋ヶ窪公民館、恋ヶ窪図書館、市民本多武道館を移転・集約した上で、弓道場機能、市民サービスコーナーも合わせて、設計施工一括(DB)発注方式で複合公共施設を整備する。さらに、複合公共施設以外の余剰部分で、にぎわい創出や利便性向上に貢献する民間事業者からの提案を求める。民間事業者は事業用定期借地権を設定して施設を整備・運営する。
 複合公共施設は、地下1階地上3階建て延べ5700㎡を基本とし、設計が1年間、建設に2年間を想定。28年12月末までを事業期間とする。民間活用の定期借地期間は30年以上50年未満とする。
 プロポーザルでは、複合公共施設DB事業者と民間事業者を一括で募集する。複合公共施設整備の事業費上限は、73億7054万7000円(税込み)、民間活用事業の土地貸付料下限は1㎡当たり月額696円とした。
 参加形態は、設計者、施工者、工事監理者、民間活用事業者で構成するグループ。参加資格は、設計者と工事監理者が1級建築士事務所の登録、施工者が特定建設業の許可、民間活用事業者が提案内容と同種同規模の民間施設運営実績などとなっている。