和歌山県串本町は、2度の不成立に終わった統合小学校「(仮称)くしもと小学校建設工事」について、5月末に公告し、7月に開札する見込みだ。これまで、指名競争入札を実施してきたが、再々公告の入札・契約方式は未定。
同町は、2024年度内の着工を目指し、24年5月末と9月に開札したが、資材の高騰や人件費の上昇、人手不足などにより、不成立となっていた。着工の遅れを受け、開校時期も当初の26年4月から27年9月に延期する。新校舎の供用までは既存校舎を活用する。
設計の見直しにより、体育館、ラーニングコモンズ(図書ホール)、学童保育所を木造からS造に変更したほか、屋根材もアルミ合金板から塩ビシート防水材に見直し、構造材の産地指定もなくした。
事業では、施設の老朽化に加え、南海トラフ地震による津波被害が想定されることから、串本小学校と橋杭小学校を統合し、高台に移転する。規模は木・S造平屋建て4830㎡。工期は当初18カ月を想定していたが、24カ月に延長する。建設地は同町串本・鬮野川(くじのかわ)の敷地2万5000㎡。
基本設計概要によると、校舎は南海トラフ地震を見据え、災害時に早期再開できるよう分棟形式を採用する。メインとなる校舎は▽教職員棟▽通信教育と図書室や多目的ホールなどが入るラーニング棟▽音楽室や理科室などを設けるSTEM棟・特別支援棟▽学年棟--の4棟で構成する。基本・実施設計は綜企画設計が担当している。
同町は、2024年度内の着工を目指し、24年5月末と9月に開札したが、資材の高騰や人件費の上昇、人手不足などにより、不成立となっていた。着工の遅れを受け、開校時期も当初の26年4月から27年9月に延期する。新校舎の供用までは既存校舎を活用する。
設計の見直しにより、体育館、ラーニングコモンズ(図書ホール)、学童保育所を木造からS造に変更したほか、屋根材もアルミ合金板から塩ビシート防水材に見直し、構造材の産地指定もなくした。
事業では、施設の老朽化に加え、南海トラフ地震による津波被害が想定されることから、串本小学校と橋杭小学校を統合し、高台に移転する。規模は木・S造平屋建て4830㎡。工期は当初18カ月を想定していたが、24カ月に延長する。建設地は同町串本・鬮野川(くじのかわ)の敷地2万5000㎡。
基本設計概要によると、校舎は南海トラフ地震を見据え、災害時に早期再開できるよう分棟形式を採用する。メインとなる校舎は▽教職員棟▽通信教育と図書室や多目的ホールなどが入るラーニング棟▽音楽室や理科室などを設けるSTEM棟・特別支援棟▽学年棟--の4棟で構成する。基本・実施設計は綜企画設計が担当している。