総延べ3.5万平米を建替え/地域交流文化センター解体進む/国士舘の世田谷キャンパス | 建設通信新聞Digital

6月14日 土曜日

関東・甲信越

総延べ3.5万平米を建替え/地域交流文化センター解体進む/国士舘の世田谷キャンパス

整備事業が進む国士舘大世田谷キャンパス(エントランス部分)
 国士舘は、創立110周年記念事業として計画する、国士舘大学の世田谷キャンパス環境整備事業工事に着手した。現在、キャンパス北西部にある地域交流文化センターの解体工事を大岩の施工で進めている。12月26日の完了を目指す。 同センター棟の規模は、RC造2階建て延べ1267㎡。東京都世田谷区梅丘2-8-17に位置する。用途地域は第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率60%、容積率200%。
 国士舘は3月に、国士舘キャンパス環境整備事業の基本計画を策定した。建て替え対象は、5号館(延べ4306㎡)、6号館(4644㎡)、7号館(5778㎡)、8号館(8200㎡)、10号館(1万1111㎡)、同センター棟(1170㎡)の総延べ3万5209㎡となる。
 事業は、学園の運営を継続しながら三つのフェーズに分けて建て替える。建て替え後の規模は総延べ4万0500㎡を見込む。このうちフェーズ1(2025-27年)では、同センター棟を解体した敷地に「梅棟」(延べ約9400㎡)を新設するほか、中学校新校舎を建設し、キャンパス南部の「建学の森」をリニューアルする。
 フェーズ2(28-30年)では、5・10号館の解体と、「東棟」(延べ約1万5000㎡)の新設を予定する。
 フェーズ3(31-34年)では、6・7・8号館の解体、「西棟」(延べ約1万2000㎡)と「北棟」(延べ約2800㎡)の新設を予定する。
 整備方針には、▽学生ファーストキャンパス▽スマートキャンパス▽防災キャンパス▽サステナブルキャンパス▽ヘルシーキャンパス▽地域連携・社会協創キャンパス▽インクルーシブデザインキャンパス--の七つを掲げた。