大林組は、トヨタ自動車未来創生センター、豊田中央研究所、大林道路と共同で、変化する街や道路インフラのニーズに合わせて迅速・容易に更新可能なRC製のユニット型高機能舗装「マルチペイブ」を開発した。1枚当たりの路版の大きさは600×600×130mm、重さは約115㎏で、アスファルトと変わらない耐久性を持つ。注意喚起を促す路面の発光機能や、豪雨などへ備える透水・排水機能があり、交通事故の軽減や冠水対策につながる。まずは、横断歩道などの小規模範囲での適用を考えている。 19日に東京都清瀬市の同社技術研究所で、マルチペイブの実物大モックアップを公開した。歩行者が横断歩道を渡ろうとすると自動で路面が赤く点滅し、車運転者に注意喚起できる。電化路版を敷設し、ワイヤレス給電でLED点灯する仕組みで、反射・屈折を利用した低仰角な路面発光を実現した。
透水・排水機能は時間雨量100mm程度の降雨に対する排水を確認している。
現在、自動運転や非接触給電、路車間通信のような新たなモビリティー技術が登場している。さらにそれらの技術は日進月歩の進化を遂げており、迅速・容易に道路を更新する仕組みが不可欠だ。今回の技術では、1枚当たりの路版交換作業が取り外し・再設置で約5分と、一度このシステムを導入すれば、短時間で取り替えが可能となる。
ただ、コスト面などの課題もあるため、改良を重ね、3、4年後の実用化を目指す。
透水・排水機能は時間雨量100mm程度の降雨に対する排水を確認している。
現在、自動運転や非接触給電、路車間通信のような新たなモビリティー技術が登場している。さらにそれらの技術は日進月歩の進化を遂げており、迅速・容易に道路を更新する仕組みが不可欠だ。今回の技術では、1枚当たりの路版交換作業が取り外し・再設置で約5分と、一度このシステムを導入すれば、短時間で取り替えが可能となる。
ただ、コスト面などの課題もあるため、改良を重ね、3、4年後の実用化を目指す。