愛知県企業庁は、老朽化などを理由に、豊川浄水場（豊川市平尾町）や関連施設の計装設備などの更新を計画している。事業手法はＤＢＭ（設計・建設・維持管理）を見込み、２０２６年度に総合評価一般競争入札手続きで事業者の選定を考えている。設計・建設期間は５年間、維持管理期間は２０年間を前提に検討する。
　同庁は、同浄水場外計装設備等更新整備・維持管理事業発注支援業務委託を指名競争入札した結果、５９６８万円（税別、以下同）で三水コンサルタントに決めた。７月２５日に開札し、２９日に落札決定した。予定価格は６８２１万円だった。調達仕様書案や事業範囲などの検討を委託する。履行期間は２０２７年２月２６日まで。
　知多浄水場（知多市）でも同様の事業に取り組んでおり、同月２５日にＷＴＯ対象となる総合評価一般競争入札を公告した。９月８日まで参加を受け付ける。予定価格は１５９億５０００万円（税込み）。
　知多浄水場、筏川取水場（飛島村）、弥富ポンプ場（弥富市）の計装設備などを更新する。設計、建設、維持管理などを一括して委託する。性能発注により民間事業者の技術力とノウハウを最大限に生かし、効率的な設備更新と浄水場運用の継続を目指す。事業期間は、既存施設の撤去を含む更新整備が２６年３月から３２年３月３１日まで、維持管理期間は３１年４月１日から５１年３月３１日まで。