東静岡地区ペデストリアンデッキ/債務負担行為25億を設定/静岡市 | 建設通信新聞Digital

9月7日 日曜日

中部・北陸

東静岡地区ペデストリアンデッキ/債務負担行為25億を設定/静岡市

 静岡市は、一般会計に58億3026万3000円を追加計上する2025年度9月補正予算案をまとめた。補正後の累計は3972億9039万9000円となる。東静岡地区ペデストリアンデッキ整備事業には、29年度までの債務負担行為限度額25億1000万円を設定した。設計費と建設費に充てる。26、27年度に設計、28、29年度に建設する。
 東静岡駅と同駅北口の市有地に整備するアリーナをつなぐペデストリアンデッキの一部を整備する。延長は約200m。アリーナの整備事業者に委託する予定だ。アリーナと一体的に整備することで、駅からアリーナへの効果的な動線の構築を図る。
 このほか、ENEOSが清水駅東口周辺に所有する清水製油所跡地(清水区袖師1970ほか)の一部約14haで計画するサッカースタジアムの新設に関して、清水駅東口周辺地区土地利用検討事業と清水日本平運動公園球技場再整備検討事業にそれぞれ500万円を計上した。
 清水駅東口周辺地区では地域づくりの中核施設や周辺施設において必要となる機能などの検討、清水日本平運動公園ではIAIスタジアム日本平(清水区村松3880-1)の大規模改修費用の精査を委託する。履行期間は25年度末まで。
 今回の検討結果を基に、同跡地での新スタジアム整備案と、既存のIAIスタジアム日本平(清水区村松3880-1)の改修案を比較検討し、2026年3月末までに採用案を決める。
 清水区三保貝島地区にある中部電力の所有地譲渡に向けた測量などには1480万円を計上した。譲渡対象地の敷地面積は約22万4000㎡。地域経済を活性化させるため、低未利用地の活用を促進する。1月には、市と同社が活用に関する基本合意書を結んだ。