日本アスファルト合材協会(今泉保彦会長)は、アスファルトガラ(アスガラ)やコンクリートガラ(コンガラ)由来の再生資材を鉄道コンテナ輸送で広域融通する実証実験の初弾を実施し、無事成功した。9-11日には第2弾も行い、実証成果や得られた課題などをまとめた上で、関係行政機関に公的支援による再生資材の循環システム構築を要望する見通しだ。
日合協によると、都市部はアスガラ・コンガラの発生量が多く、それらを原料とする再生骨材や再生路盤材が過剰滞留する傾向にある。一方、地方部は発生材が少なく、再生骨材の安定確保が困難になっているという。
実証実験の初弾は、8月26日から28日にかけて実施した。サンドテクノ市川合材センター(千葉県市川市)でコンガラ由来の再生路盤材5tをフレキシブルコンテナバック5袋に詰め、日本通運のコンテナ車両に積み込み、東京貨物ターミナル駅に運んだ。大阪貨物ターミナル駅を経由して富山貨物ターミナル駅に至り、コンテナ車両に積み替えて、ほくりくエコン(富山市)に運搬、荷下ろしした。フレコンへの再生材封入やコンテナへの積み込み、貨物輸送などは計画どおりに進んだ。
第2弾では、砂町アスコン東京合材工場(東京都江東区)から三共建設アスファルト合材工場(北九州市)に、アスガラ由来の再生骨材5t(フレコン5袋)を運ぶ予定だ。
日合協は、環境に配慮した廃棄物の資源化・循環型社会形成に向けた取り組みの一環として、コンテナ車両と貨物鉄道を活用した再生資材の広域的な地域間流通を提案しているが、資材自体のコストと輸送運搬に掛かるコストを考慮すると、民間のビジネスベースに乗せるのは極めて困難。環境配慮や災害時の相互補完など政策的な観点に立ち、公的な補助金の投入を呼び掛ける方針だ。
日合協によると、都市部はアスガラ・コンガラの発生量が多く、それらを原料とする再生骨材や再生路盤材が過剰滞留する傾向にある。一方、地方部は発生材が少なく、再生骨材の安定確保が困難になっているという。
実証実験の初弾は、8月26日から28日にかけて実施した。サンドテクノ市川合材センター(千葉県市川市)でコンガラ由来の再生路盤材5tをフレキシブルコンテナバック5袋に詰め、日本通運のコンテナ車両に積み込み、東京貨物ターミナル駅に運んだ。大阪貨物ターミナル駅を経由して富山貨物ターミナル駅に至り、コンテナ車両に積み替えて、ほくりくエコン(富山市)に運搬、荷下ろしした。フレコンへの再生材封入やコンテナへの積み込み、貨物輸送などは計画どおりに進んだ。
第2弾では、砂町アスコン東京合材工場(東京都江東区)から三共建設アスファルト合材工場(北九州市)に、アスガラ由来の再生骨材5t(フレコン5袋)を運ぶ予定だ。
日合協は、環境に配慮した廃棄物の資源化・循環型社会形成に向けた取り組みの一環として、コンテナ車両と貨物鉄道を活用した再生資材の広域的な地域間流通を提案しているが、資材自体のコストと輸送運搬に掛かるコストを考慮すると、民間のビジネスベースに乗せるのは極めて困難。環境配慮や災害時の相互補完など政策的な観点に立ち、公的な補助金の投入を呼び掛ける方針だ。