福生駅西口再開発/長谷工らが特定業務代行/設計はRIA/組合員候補に長谷工不 | 建設通信新聞Digital

9月12日 金曜日

関東・甲信越

福生駅西口再開発/長谷工らが特定業務代行/設計はRIA/組合員候補に長谷工不

 東京都福生市の福生駅西口地区市街地再開発準備組合が、同地区で計画する総延べ約4万7000㎡の再開発事業で、特定業務代行者に長谷工コーポレーションとフジタ、アール・アイ・エーが選定されていたことが分かった。アール・アイ・エーは設計を担当する。準備組合は現在、長谷工不動産を候補者に参加組合員も選定中だ。組合の設立認可など、今後のスケジュールは未定としている。 特定業務代行者の業務範囲には、再開発施設の設計施工や既存施設解体工事、事業コンサルタント、資金計画や権利変換計画の作成、保留床の処分などが含まれる。
 事業区域は、JR福生駅西口の本町ほか約2.2ha。北街区の敷地約7300㎡には延べ約1万7400㎡、南街区の敷地約6900㎡には延べ約2万9800㎡の再開発施設建築物を新設する。いずれも店舗、公益施設、住宅、駐車場などの機能を備える。両棟の間には、約2500㎡の交通広場や、公園なども整備する。
 2021年9月に再開発事業が都市計画決定されたが、本組合設立や着工時期などは、物価高騰などの影響により未定としている。
 今月2日に開会した市第3回定例会の本会議で同事業の進捗(しんちょく)に関する質問に対し、加藤育男市長は「市として事業の成立性に懸念があり、準備組合に計画の見直しを提案した」と明かした上で、準備組合からは「今年中をめどに事業の方向性を共有・確認する必要性を認識している」との回答があったと答弁した。