神奈川県伊勢原市は、設計施工一括（ＤＢ）方式を採用する「伊勢原市民文化会館施設改修事業」の実施方針を公表した。築後４５年が経過し、施設や設備の劣化が顕著になっている既存施設を大規模改修する。１２月中旬に公募型プロポーザルを公告し、２０２６年２月上旬に参加申請書、５月下旬に提案書を受け付け、６月下旬に最優秀提案者を特定する予定だ。設計・改修工事期間は、同年１０月から２８年１２月までを見込む。
　参加形態は、単体か複数企業で構成するグループ。参加資格は、設計担当企業が音楽ホールか類似施設（コンベンションホール、多目的ホールなど）の新築か改修実施設計の履行実績があること。改修工事担当企業は、建築一式工事８００点以上の有資格者であること。
　大規模改修に向けた事前調査、実施設計、改修工事、工事監理業務、什器の調達業務を委託する。大規模改修工事には、特定天井の耐震改修やアスベスト含有材の撤去工事も含む。
　１９８０年４月に竣工した既存施設の規模は、ＳＲＣ造地下１階地上４階建て延べ７０８１㎡。大ホール（１３０４人収容）、小ホール（３９２人収容）、展示室、練習室などを備える。対象地は、田中３４８の敷地７５００㎡。小田急小田原線伊勢原駅から徒歩約１３分に位置する。