和歌山県/10月10-15日に入札書/考古民俗博物館新築など3件 | 建設通信新聞Digital

9月19日 金曜日

関西

和歌山県/10月10-15日に入札書/考古民俗博物館新築など3件

 和歌山県は18日、「考古民俗博物館(仮称)新築他建築工事」と「考古民俗博物館(仮称)新築他機械設備工事」「紀北支援学校北校舎棟建築工事」の一般競争入札を公告した。事後審査方式のため、事前の参加申請は不要。3件の入札書は10月10日から15日に電子入札システムで受け付け、翌16日に開札する。11月21日に落札者を決める。
 博物建建築工事の参加資格は「建築工事業」Aランクと総合点数が1300点以上の同県内に本店がある単体。機械設備工事の参加資格は単体か2社JV。単体とJVの代表者は「管工事業」Aランクと総合点数が1150点以上。
 2件の工事では、RC一部S造3階建て延べ4244㎡の博物館棟新築とRC造2階建て延べ2357㎡の既存資料館改修と機械設備工事を実施する。発注見通しによると、電気設備工事は大4四半期に入札を予定している。基本・実施設計は石本建築事務所・堀田設計JV、展示・収蔵設備の実施設計は丹青社が担当した。2件の工期は2027年7月12日まで。建設地は和歌山市岩橋。
 事業は、老朽化による展示・収蔵環境の悪化や収蔵資料の増加による慢性的な展示・収蔵スペースの不足を解消するため、紀伊風土記の丘の既存資料館改修と新館建設を実施するもの。
 支援学校建築工事の参加資格は「建築工事業」Aランクと総合点数1300点以上の同県内に本店がある単体。新設する北校舎の規模はRC一部S造3階建て延べ5735㎡。基礎は直径500-1000mm、長さ37mの既製コンクリート杭57カ所。基本・実施設計は藤建築事務所・フジ設計JVが担当した。工期は28年2月1日まで。建設地は同市冬野。
 老朽化と生徒数に対する教室不足が課題となっている紀北支援学校を現地で建て替える。現在、敷地内には北校舎棟、中校舎棟、南校舎棟、作業訓練棟、体育館がある。中校舎の工事はナカノフドー建設・中平建設・弘安建設JVが担当している。ほかの施設は、北校舎と中校舎の工事を進めながら建て替えの必要性も含めて検討する。