パシフィックコンサルタンツは、組織体制を再編してホールディングス化する。10月1日から始まる新たな中期経営計画期間に、持ち株会社を設立し、海外展開を担う国際事業会社を立ち上げるほか、従来のコンサルティングとは異なる新たな柱となる事業の推進を担う企業の立ち上げも目指す。 =関連3面
9月29日に会見した大本修社長は「建設コンサルティングの高い競争力を基盤に、社会インフラサービスで独自のポジションを築きたい。顧客が抱える課題の本質にまで立ち入って考え、まだ顕在化していない社会的課題も含め、解決の道筋を提案できる構想力や実装力を磨いていく必要がある」との見解を示した。
目指すポジションを獲得するためには、「建設コンサルタントの延長線上で事業を展開していくだけでは難しい」とし、「従来型のコンサルティング業務とは異なるビジネスにより事業を大幅に多様化する必要がある」と述べ、より戦略的な投資や人材配置が可能な持ち株会社体制への移行を決めた。
当面は国際事業会社の立ち上げに注力する。2023年に子会社化した国際開発コンサルティング会社のパデコや同社の社内カンパニーであるグローバルカンパニーを中核に、海外展開のけん引役を担ってもらう。
国際領域とは別に設立を模索していく事業会社については、1日に新設したグループ経営戦略部が中心となって中計期間内に課題整理を進めていく。
「インフラに関わるが既存の事業とは異なるビジネスやデジタルソリューションに関する領域」をキーワードに挙げ、「顧客の抱える課題やニーズに対し、サービスを組み合わせて最適な解決策を提供する価値創造を重視したビジネスを展開し、将来の事業の柱に育てたい」と強調した。
9月29日に会見した大本修社長は「建設コンサルティングの高い競争力を基盤に、社会インフラサービスで独自のポジションを築きたい。顧客が抱える課題の本質にまで立ち入って考え、まだ顕在化していない社会的課題も含め、解決の道筋を提案できる構想力や実装力を磨いていく必要がある」との見解を示した。
目指すポジションを獲得するためには、「建設コンサルタントの延長線上で事業を展開していくだけでは難しい」とし、「従来型のコンサルティング業務とは異なるビジネスにより事業を大幅に多様化する必要がある」と述べ、より戦略的な投資や人材配置が可能な持ち株会社体制への移行を決めた。
当面は国際事業会社の立ち上げに注力する。2023年に子会社化した国際開発コンサルティング会社のパデコや同社の社内カンパニーであるグローバルカンパニーを中核に、海外展開のけん引役を担ってもらう。
国際領域とは別に設立を模索していく事業会社については、1日に新設したグループ経営戦略部が中心となって中計期間内に課題整理を進めていく。
「インフラに関わるが既存の事業とは異なるビジネスやデジタルソリューションに関する領域」をキーワードに挙げ、「顧客の抱える課題やニーズに対し、サービスを組み合わせて最適な解決策を提供する価値創造を重視したビジネスを展開し、将来の事業の柱に育てたい」と強調した。