我孫子市のリサイクルセンター/4月にDBO公告/30年3月完成目指す | 建設通信新聞Digital

10月25日 土曜日

関東・甲信越

我孫子市のリサイクルセンター/4月にDBO公告/30年3月完成目指す

 千葉県我孫子市は、DBO(設計・建設・運営)方式を導入する「我孫子市リサイクルセンター整備運営事業」の実施方針案と要求水準書案を公表した。両案に対する質問や意見は10月31日まで受け付ける。2026年2月に実施方針を公表し、3月の特定事業の選定、4月の入札公告を経て、同年12月の落札決定を目指す。
 参加資格要件は単独企業かJV。代表企業はプラントの設計・施工企業とする。
 プラントの設計・施工企業は清掃施設工事1000点以上で、不燃ごみ・粗大ごみ処理施設か資源物処理施設を地方公共団体に納入した実績が2件以上あることなど。建築物の施工企業は建築一式1000点以上など。
 新施設は、リサイクル処理棟やストックヤード、計量棟などで構成する。リサイクル処理棟の施設規模は日量25.5t。概算事業費には約90億円(税別)を見込む。事業者は27年3月から工事を進め、30年3月の完成、同年4月の稼働開始を目指す。運営期間は50年3月までの20年間。
 市内にある焼却施設と粗大ごみ処理施設は、稼働から40年以上が経過している。クリーンセンター整備事業の第1次事業として新廃棄物処理施設を23年3月に整備済み。リサイクルセンターは、第2次事業として旧クリーンセンター(中峠2264、2274)の敷地約3万0300㎡に整備する。
 「我孫子市旧クリーンセンター解体及び土壌汚染対策工事」は村本・板橋JVが落札した。工期は28年1月まで。「我孫子市リサイクルセンター整備運営事業発注支援業務委託」は国際航業が担当している。「資源化施設整備詳細計画見直し等業務委託」も同者が担当した。