環境アセスで提案競技/徳島市の一廃中間処理施設 | 建設通信新聞Digital

11月11日 火曜日

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環境アセスで提案競技/徳島市の一廃中間処理施設

 徳島市は、「徳島市一般廃棄物中間処理施設整備事業に係る環境影響評価等業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書は26日まで、企画提案書は12月24日まで持参か郵送で受け付ける。窓口は環境部環境施設整備室。書類とプレゼンテーションの2段階審査を経て、2026年1月19日に結果を通知する。
 参加資格は単体で、15年度以降に熱回収施設(1日100t以上)の環境アセス手続きやPFI導入可能性調査の実績があること。企画提案では、南海トラフ地震を想定した災害対策や経済性に優れた施設整備を求める。
 業務では、方法書作成以降の環境影響評価や施設整備基本設計、費用対効果分析、PFI等導入可能性調査、都市計画決定手続きの支援を委託する。履行期間は29年3月30日まで。提案限度額は2億4940万7400円(税込み)に設定している。
 市は、マリンピア沖洲にある徳島市北部浄化センターの敷地の一部に新たなごみ処理施設を計画している。熱回収施設はストーカ式で、対象は可燃ごみやリサイクルセンターからの可燃残さ、脱水汚泥、災害廃棄物となる。施設規模は1日当たり282t(3炉)。リサイクルセンターは不燃ごみや粗大ごみ、缶・ビン、ペットボトルなどを処理する。施設規模は1日当たり61t。34年度の稼働開始を予定している。