埼玉県志木市は、志木市民会館と市民体育館の複合整備に向け、ＥＣＩ（施工予定技術者事前協議）方式を採用する「新複合施設建設工事技術協力業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加申請書は１２月１２－１６日、技術提案書は２０２６年３月６日まで受け付け、１３日のプレゼンテーション・ヒアリング審査を経て、同月中に委託契約する予定だ。
　参加形態は、単体か２－３者ＪＶ。参加資格者名簿で、業種「建築一式工事」の登録を受け、経営事項審査の総合評定値が、単体とＪＶ代表企業は、１６００点以上、その他の構成員は１２００点以上（市内業者は８００点以上）。１５年４月１日以降、国か地方公共団体が運営する公共施設で、延べ５０００㎡以上の体育館か、３００席以上の客席がある文化ホールの新築、改築、増築工事の施工実績があることなど。
　新複合施設建設にかかる実施設計の見直し段階で、技術協力業務を委託する。業務内容は、設計全般の技術検証、施工実施方針と施工計画の作成、技術提案項目の検証、コスト管理支援、３者協議会への出席など。委託料は１０００万円（税込み、以下同）以内。履行期間は２７年３月３１日まで。工事請負契約は同年５月に結ぶ予定だ。
　新複合施設の規模は、ＲＣ一部Ｓ造地下１階地上３階建て延べ１万２７１０㎡。建設予定地は現市民会館（本町１－１１－５０）の敷地７２９９㎡。２４年１月時点での参考工事費は１１５億円。
　設計は石本建築事務所、ＣＭ業務は日建設計コンストラクション・マネジメントが担当している。