岡山市/事業者選定支援を委託/アリーナ整備へ補正予算 | 建設通信新聞Digital

12月4日 木曜日

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岡山市/事業者選定支援を委託/アリーナ整備へ補正予算

 岡山市は、アリーナ整備に向け「アリーナ整備運営事業者選定等支援業務」を委託する。募集要件などの作成を進め、事業者公募に向けた準備を進める。加えて、経済界や県内トップチームらと連携して取り組んでいる寄付金の募集なども引き続き推進する。
 市では、11月補正予算案に測量・地質調査等委託料、寄付金募集および受入業務委託料、北長瀬未来ふれあい総合公園の駐車場進入路等改修費(計画地周辺環境整備関連)、周辺道路改修費(同)のアリーナ整備事業関連事業費1億2680万円を計上するとともに、アリーナ整備運営事業者選定等支援業務委託料として債務負担行為8000万円を設定した。
 寄付金については、市と商工会議所、バレーボールSVリーグの岡山シーガルズ、バスケットボールB3リーグのトライフープ岡山、卓球プロリーグ・Tリーグの岡山リベッツが連携し、延べ457社を訪問し、依頼している。確約、前向き・検討中などを含め、27億2620万円を見込む。
 計画しているアリーナは、メインアリーナ7000-8000席、施設規模延べ約2万6000㎡の規模とし、概算事業費は、建設コスト高騰による上昇分の見直しを行い、275-280億円(税込み)と試算している。
 事業手法はPFIを採用するとし、このうち、BT(建設・譲渡)+コンセッション方式について、民間事業者から支払われる運営権対価により、さらなる財政負担の縮減が可能とする一方、運営権の対価や抵当権の設定などについて慎重な検討が必要との認識を示している。