関東地方整備局は12月7日、江戸川水閘門改築事業の起工式を現地で開いた。廣瀬昌由国土交通省技監のほか、国会議員、関連自治体首長、地元住民らが参加し、同事業の早期完成と円滑な運用を祈念した。
主催者を代表して廣瀬技監が「本事業は耐震・操作性能の向上を図るだけではなく、環境面への配慮や新たな道路機能を付加する計画となっている。行政のみならず、地域の力で築き上げるプロジェクトであり、地域の方々が安全・安心に暮らせるものになると確信している」とあいさつした。
来賓として、千葉県の四童子隆県土整備部長が熊谷俊人知事、東京都の久野健一郎道路監が小池百合子知事のメッセージをそれぞれ代読した。続いて、地元選出の国会議員や田中甲市川市長、東京都江戸川区の斉藤猛区長が祝辞を寄せた後、同局の小池聖彦江戸川河川事務所長が事業概要を説明した。最後に登壇者で鍬(くわ)入れを行った=写真。
江戸川水閘門は、江戸川区と市川市の旧江戸川河口から約9.3㎞に位置する。東京湾から江戸川への塩水の遡上(そじょう)防止や旧江戸川への流量調整のほか、洪水時には水門を開放して毎秒1000m3を旧江戸川へ放出する。完成から80年以上が経過し、コンクリートの劣化や機械設備の不具合が生じており、水門が操作不能になり堤防決壊による氾濫が発生した場合、周辺地域への甚大な影響が想定されているため、全面的に改築する。
事業は、既存施設の約80m下流に新たな水門を整備する。事業費は約540億円。I・Ⅱ・Ⅲ期工事に分けて進め、2033年度の完成を目指す。設計は建設技術研究所が担当し、水閘門新設に関する本体工などは大林組が行う。
主催者を代表して廣瀬技監が「本事業は耐震・操作性能の向上を図るだけではなく、環境面への配慮や新たな道路機能を付加する計画となっている。行政のみならず、地域の力で築き上げるプロジェクトであり、地域の方々が安全・安心に暮らせるものになると確信している」とあいさつした。
来賓として、千葉県の四童子隆県土整備部長が熊谷俊人知事、東京都の久野健一郎道路監が小池百合子知事のメッセージをそれぞれ代読した。続いて、地元選出の国会議員や田中甲市川市長、東京都江戸川区の斉藤猛区長が祝辞を寄せた後、同局の小池聖彦江戸川河川事務所長が事業概要を説明した。最後に登壇者で鍬(くわ)入れを行った=写真。
江戸川水閘門は、江戸川区と市川市の旧江戸川河口から約9.3㎞に位置する。東京湾から江戸川への塩水の遡上(そじょう)防止や旧江戸川への流量調整のほか、洪水時には水門を開放して毎秒1000m3を旧江戸川へ放出する。完成から80年以上が経過し、コンクリートの劣化や機械設備の不具合が生じており、水門が操作不能になり堤防決壊による氾濫が発生した場合、周辺地域への甚大な影響が想定されているため、全面的に改築する。
事業は、既存施設の約80m下流に新たな水門を整備する。事業費は約540億円。I・Ⅱ・Ⅲ期工事に分けて進め、2033年度の完成を目指す。設計は建設技術研究所が担当し、水閘門新設に関する本体工などは大林組が行う。











