26年11月に事業者公募/シーガーデン整備・運営/静岡県吉田町 | 建設通信新聞Digital

12月12日 金曜日

中部・北陸

26年11月に事業者公募/シーガーデン整備・運営/静岡県吉田町

 静岡県吉田町は8日、「(仮称)吉田町シーガーデン整備・運営に関する官民連携事業」の実施方針を公表した。2026年1月ごろに説明会と現地見学会を開く。同年2月2日から6月5日にかけて個別対話を実施し、10月にも特定事業に選定、11月ごろに事業者公募を始める。27年8月ごろに優先交渉権者を決め、28年3月ごろの契約を予定している。
 事業手法は、民間事業者による選択制とし、▽BTO(建設・譲渡・運営)▽BOT(建設・運営・譲渡)▽BOO(建設・運営・所有)▽コンセッション(運営権付与)▽Park-PFI(公募設置管理制度)▽LABV(官民共同事業体)▽設置管理許可▽借地権--の八つの手法を主な対象としている。都市公園リノベーション協定制度も検討する。
 参加資格は複数の法人による連合体。設計企業には1級建築士事務所の登録などを求める。
 県営吉田公園(川尻4036-2)の南側エリア約4.3haと西側エリア約6.5haを対象に、にぎわい創出機能施設を整備し、維持管理・運営する。事業期間は、事業手法や提案内容を踏まえて決める。
 同町は、シーガーデンシティ構想を策定し、津波防災まちづくりとにぎわいまちづくりを一体的に推進している。防災公園の北オアシスパークの情報発信機能を活用しながら、シーガーデンに位置付けた町の海岸部全体で新たな安全とにぎわいの創出を目指す。
 今回の業務対象は、シーガーデンの半分に当たる川尻地区。残り半分の住吉地区は25年度から防潮堤整備を始めた。