安藤ハザマ/配植位置・樹種選定など最適な緑化計画支援 | 建設通信新聞Digital

1月30日 金曜日

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安藤ハザマ/配植位置・樹種選定など最適な緑化計画支援

UUellの概要
 安藤ハザマは、設計者の緑化計画をサポートする緑地設計支援システム「UUell(ウェル)」を開発した。緑地設計に取り組む設計者が直面する樹木の配植位置や樹種選定に関する課題に対して、的確な情報を提供し、より効果的な緑化計画の実現を支援する。現状は「東京都における自然の保護と回復に関する条例」に則してサポートするシステムだが、今後は対象エリアを拡大し、多様な建築案件への対応を進める。 都市部の緑地設計では、適切な樹木の配植位置と種類の選定が重要となる。配植位置は、限られた敷地内で植物の成長を考慮し、成長後の樹木が建物に接触しないよう配慮することが求められる。
 樹種選定では、建物による日照条件に適した種を選ぶ必要があるほか、生物多様性の保全など、緑がもたらす効果を最大限に引き出すため、地域種なども考慮した樹種選定が不可欠となる。
 しかし、特に経験の少ない若手設計者などにとって、これらの要素を総合的に考慮し、適切な樹木の配植位置と樹種を選定するには多くの時間を要する。このような背景を踏まえ、効率的で効果的な配植・樹種選定を支援するシステムとして開発した。
 開発システムは、「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づく緑化基準に則した緑地設計をサポートする。設計者の緑地設計を支援するため、▽必要緑化面積や樹木本数を自動算出▽樹木を自動配植(高木・中木・低木)▽設計者の設定条件に適した樹種を提案▽離隔距離や設定した条件が確保できない場合のアラート――などの機能を備える。
 今後は、ユーザーからのフィードバックを反映し、操作性や利便性の向上を図る。さらに、自然共生社会の実現に向け、システムを通して設計された緑地が、ネイチャーポジティブや気候変動緩和策、Well-Beingに寄与する場所になるよう機能を拡張する。