【大型複合施設物流・DC 福岡で開発進む】
昨今の建設業界を取り巻く環境は、資材価格の高騰や深刻な人手不足を背景に、一部のプロジェクトで計画の見直しや延期を余儀なくされる一方で、九州地方は依然として活況を呈している。福岡市の天神地区では大規模再開発が「後半戦」とも言える重要局面を迎えているほか、熊本県菊陽町の半導体工場や佐賀県鳥栖市周辺の物流施設建設など、産業基盤を支えるプロジェクトが相次いで着工している。こうした九州の勢いを象徴する2026年の主な民間プロジェクトの動向を、2回にわたり紹介する。■天神2丁目南ブロック 東西街区26年度に設計
福岡市では、中央区天神地区で複数街区にまたがる再開発プロジェクトが控えている。新天町商店街や福岡パルコなどがある「天神明治通り地区天神2丁目南ブロック駅前東西街区」は、店舗や事務所、ホテルなどが入る総延べ床面積約22万6000㎡の複合施設の建設を計画している。設計・整備費は約1890億円。26年度の設計着手、同年度以降の組合設立認可などを経て、30年代の完成を目指す。これに先立ち、福岡パルコは27年2月末で営業終了する。
九州電力や電気ビルなどが中央区渡辺通2丁目地区で計画する「電気ビル西館」は2月に本体着工する。九州電力本社が入居する電気ビル本館などの一帯を段階的に再開発するプロジェクトの第3弾で、規模はS造15階建て延べ3万6000㎡。1階は飲食・物販店舗や駐車場、2階以上はオフィスを設ける。設計は三菱地所設計・西日本技術開発JVが担当。28年春の完成を目指す。
野村不動産、東京建物、西日本鉄道、九電不動産が中央区大手門の福岡家庭裁判所跡地で計画する複合施設は6月に本体着工する見通しだ。オフィスや高級ホテル、高級分譲マンションで構成し、規模はRC造地下1階建て地上24階建て延べ5万0480㎡。30年内の完成を目指す。設計は日本設計・IAO竹田設計JV。
■箱崎は次世代通信実験場 住友商事らがまちづくり
東区の九大箱崎キャンパス跡地では、次世代通信基盤「IOWN」のユースケース開発を軸とした3階建て延べ1万㎡の次世代産業創出拠点、生鮮マーケットなど約30店舗を備える2階建て延べ9000㎡のフードパーク、ホームセンターを核とした3階建て延べ2万㎡の商業施設などを計画している。25年度中に土地利用事業者の決定、4月以降の土地の段階的な引き渡し、28年度のまち開きを目指す。再開発は、住友商事を代表企業とするグループが担う見通しだ。
米国のアジア・パシフィック・ランド(APL)は、北九州市と福岡県糸島市で計420メガワットの大規模データセンター(DC)の開発を計画している。北九州市若松区で計画中のDC(総受電容量120メガワット)は、26年の本体着工、29年の稼働開始を目指す。糸島市のDC(総受電容量300メガワット)については、26年早期に造成工事に着手する。
野村不動産は、全国で計画する「Landport」シリーズ増棟事業の一環で福岡県内に物流施設5棟を新設する。このうち、北九州市で計画する「(仮称)Landport小倉」はS造2階建て延べ4万6694㎡。4月の本体着工、27年9月の完成を予定している。
昨今の建設業界を取り巻く環境は、資材価格の高騰や深刻な人手不足を背景に、一部のプロジェクトで計画の見直しや延期を余儀なくされる一方で、九州地方は依然として活況を呈している。福岡市の天神地区では大規模再開発が「後半戦」とも言える重要局面を迎えているほか、熊本県菊陽町の半導体工場や佐賀県鳥栖市周辺の物流施設建設など、産業基盤を支えるプロジェクトが相次いで着工している。こうした九州の勢いを象徴する2026年の主な民間プロジェクトの動向を、2回にわたり紹介する。■天神2丁目南ブロック 東西街区26年度に設計
福岡市では、中央区天神地区で複数街区にまたがる再開発プロジェクトが控えている。新天町商店街や福岡パルコなどがある「天神明治通り地区天神2丁目南ブロック駅前東西街区」は、店舗や事務所、ホテルなどが入る総延べ床面積約22万6000㎡の複合施設の建設を計画している。設計・整備費は約1890億円。26年度の設計着手、同年度以降の組合設立認可などを経て、30年代の完成を目指す。これに先立ち、福岡パルコは27年2月末で営業終了する。
九州電力や電気ビルなどが中央区渡辺通2丁目地区で計画する「電気ビル西館」は2月に本体着工する。九州電力本社が入居する電気ビル本館などの一帯を段階的に再開発するプロジェクトの第3弾で、規模はS造15階建て延べ3万6000㎡。1階は飲食・物販店舗や駐車場、2階以上はオフィスを設ける。設計は三菱地所設計・西日本技術開発JVが担当。28年春の完成を目指す。
野村不動産、東京建物、西日本鉄道、九電不動産が中央区大手門の福岡家庭裁判所跡地で計画する複合施設は6月に本体着工する見通しだ。オフィスや高級ホテル、高級分譲マンションで構成し、規模はRC造地下1階建て地上24階建て延べ5万0480㎡。30年内の完成を目指す。設計は日本設計・IAO竹田設計JV。
■箱崎は次世代通信実験場 住友商事らがまちづくり
東区の九大箱崎キャンパス跡地では、次世代通信基盤「IOWN」のユースケース開発を軸とした3階建て延べ1万㎡の次世代産業創出拠点、生鮮マーケットなど約30店舗を備える2階建て延べ9000㎡のフードパーク、ホームセンターを核とした3階建て延べ2万㎡の商業施設などを計画している。25年度中に土地利用事業者の決定、4月以降の土地の段階的な引き渡し、28年度のまち開きを目指す。再開発は、住友商事を代表企業とするグループが担う見通しだ。
米国のアジア・パシフィック・ランド(APL)は、北九州市と福岡県糸島市で計420メガワットの大規模データセンター(DC)の開発を計画している。北九州市若松区で計画中のDC(総受電容量120メガワット)は、26年の本体着工、29年の稼働開始を目指す。糸島市のDC(総受電容量300メガワット)については、26年早期に造成工事に着手する。
野村不動産は、全国で計画する「Landport」シリーズ増棟事業の一環で福岡県内に物流施設5棟を新設する。このうち、北九州市で計画する「(仮称)Landport小倉」はS造2階建て延べ4万6694㎡。4月の本体着工、27年9月の完成を予定している。











