【技術をさらに強固に】
2025年に設立20年の節目を迎えた日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)。1月1日付で新社長に清藤幹雄氏が就任し、新たな一歩を踏み出した。スタートの年でもある21年目のいま、清藤新社長は「CM(コンストラクション・マネジメント)業界のトップランナーでなければならない」と気を引き締めるとともに、そのためには、「われわれのベースである“技術”をさらに強固にする。その上で、新しいことに挑戦していきたい」と前を向く。清藤新社長に今後の経営方針を聞いた。--就任の抱負を
「設計者、施工者と同じように、CMという職能がなくてはならない存在だと皆さんに思ってもらえる時代をつくっていきたい。CMの仕事を始めたばかりの頃、クライアントから『会議屋はいらない』と言われたことがある。われわれに求められているのは技術的な指摘や先見性のある意見だ。それができるのが真のコンサルタントであり、必要とされる存在だ」
「これからは、『建築主の要望や夢を実現する』という受け身的な立場を超え、自分たち自身が積極的に社会課題に対して何ができるのかを考え、クライアントの皆さんに提案し、“起点”となるような活動をしていきたい」
--日建設計グループの1社としての役割について
「グループには、設計を行う日建設計とシンクタンクの日建設計総合研究所、そして、CMやPM(プロジェクト・マネジメント)を担うNCMが属する。それぞれ役割が異なる独立会社だ。われわれは設計を行わないからこそ、お客さまにとってグループの中で最も相談しやすいポジションにいると感じている」
「クライアントのさまざまな思いを実現するためには、最強のチームづくりが必要だ。日建設計グループはもちろん、グループが培ってきた幅広い社外ネットワークで、チームアップをお手伝いすることがわれわれの役割でもある」
--市場環境の受け止めを
「建設費が上がり続けている。今後上がり方が緩んできたり、高止まりしたりすることはあっても、急激に下がる見込みはないと感じている。そうした状況の中、事業主も施工者も双方がウィンウィンになるような建設生産システムをつくっていくべきだ。中立的なポジションであることを生かし、事業主、施工者それぞれが納得できる仕組みをつくるお手伝いをしていきたい」
--CM認知向上の取り組みを
「地道に実績を積んでいくとともに大切だと感じているのが、一般の方に向けた発信だ。CMという仕事について知ってもらえるように、今年の初めにホームページを本格的にリニューアルした。今後はSNS(交流サイト)の活用も考えている」
「若手世代が中心となって自主的に、社会貢献的な取り組みを考え、行動に移している。『新林』という媒体がその例だ。社員自らが木を切り、森林に関わる方の思いを取材し、発信している。そうした取り組みも、CMに興味を持ってもらうきっかけの一つになるはずだ」
* *
(せいどう・みきお)1995年東工大(現東京科学大)工学部土木工学科卒後、日建設計土木事務所入社。2024年からNCM副社長執行役員。25年に日建設計へ転籍し、執行役員企画開発部門プロジェクトマネジメントグループ代表兼NCM取締役副社長。26年1月から日建設計企画開発部門コモンズグループ代表兼NCM代表取締役社長。趣味はゴルフで、NCMの若手とコースを回ることも。千葉県出身、54歳。
【記者の目】
物腰柔らかな人柄で、優しい笑顔が印象的だが、芯の強さを感じさせる一面も見え隠れする。「一人で何かを成し遂げることはできない」とし、“協力”の重要性を信じる。「ささいなことでも一人でできない」と照れ笑いする姿に、「一緒に取り組みたい」と思わせる魅力が垣間見える。
2025年に設立20年の節目を迎えた日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)。1月1日付で新社長に清藤幹雄氏が就任し、新たな一歩を踏み出した。スタートの年でもある21年目のいま、清藤新社長は「CM(コンストラクション・マネジメント)業界のトップランナーでなければならない」と気を引き締めるとともに、そのためには、「われわれのベースである“技術”をさらに強固にする。その上で、新しいことに挑戦していきたい」と前を向く。清藤新社長に今後の経営方針を聞いた。--就任の抱負を
「設計者、施工者と同じように、CMという職能がなくてはならない存在だと皆さんに思ってもらえる時代をつくっていきたい。CMの仕事を始めたばかりの頃、クライアントから『会議屋はいらない』と言われたことがある。われわれに求められているのは技術的な指摘や先見性のある意見だ。それができるのが真のコンサルタントであり、必要とされる存在だ」
「これからは、『建築主の要望や夢を実現する』という受け身的な立場を超え、自分たち自身が積極的に社会課題に対して何ができるのかを考え、クライアントの皆さんに提案し、“起点”となるような活動をしていきたい」
--日建設計グループの1社としての役割について
「グループには、設計を行う日建設計とシンクタンクの日建設計総合研究所、そして、CMやPM(プロジェクト・マネジメント)を担うNCMが属する。それぞれ役割が異なる独立会社だ。われわれは設計を行わないからこそ、お客さまにとってグループの中で最も相談しやすいポジションにいると感じている」
「クライアントのさまざまな思いを実現するためには、最強のチームづくりが必要だ。日建設計グループはもちろん、グループが培ってきた幅広い社外ネットワークで、チームアップをお手伝いすることがわれわれの役割でもある」
--市場環境の受け止めを
「建設費が上がり続けている。今後上がり方が緩んできたり、高止まりしたりすることはあっても、急激に下がる見込みはないと感じている。そうした状況の中、事業主も施工者も双方がウィンウィンになるような建設生産システムをつくっていくべきだ。中立的なポジションであることを生かし、事業主、施工者それぞれが納得できる仕組みをつくるお手伝いをしていきたい」
--CM認知向上の取り組みを
「地道に実績を積んでいくとともに大切だと感じているのが、一般の方に向けた発信だ。CMという仕事について知ってもらえるように、今年の初めにホームページを本格的にリニューアルした。今後はSNS(交流サイト)の活用も考えている」
「若手世代が中心となって自主的に、社会貢献的な取り組みを考え、行動に移している。『新林』という媒体がその例だ。社員自らが木を切り、森林に関わる方の思いを取材し、発信している。そうした取り組みも、CMに興味を持ってもらうきっかけの一つになるはずだ」
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(せいどう・みきお)1995年東工大(現東京科学大)工学部土木工学科卒後、日建設計土木事務所入社。2024年からNCM副社長執行役員。25年に日建設計へ転籍し、執行役員企画開発部門プロジェクトマネジメントグループ代表兼NCM取締役副社長。26年1月から日建設計企画開発部門コモンズグループ代表兼NCM代表取締役社長。趣味はゴルフで、NCMの若手とコースを回ることも。千葉県出身、54歳。
【記者の目】
物腰柔らかな人柄で、優しい笑顔が印象的だが、芯の強さを感じさせる一面も見え隠れする。「一人で何かを成し遂げることはできない」とし、“協力”の重要性を信じる。「ささいなことでも一人でできない」と照れ笑いする姿に、「一緒に取り組みたい」と思わせる魅力が垣間見える。











