茨城県石岡市の戸井田和之市長が24日に初登庁した。就任の記者会見では、市長選で争点となった市複合文化施設(市民ホール)整備計画について問われ、「早急に取り組んでいく課題の一つ。12月までに方向性を決めなくてはいけない」との考えを示した=写真。事業費や必要な機能などを精査するため、基本計画の見直しに着手していることを明かした。
建設地や合併特例債の発行期限である2030年度までの施設完成を目指す方針は変わらないとした。早期に方向性を固めるため、ワーキンググループや検討委員会などは設置しない方針。
現在は800席のメインホールなどを設ける計画だが、イベントやコンサートなどの開催に対応するため、「1000席程度が必要ではないか」と話す。今後は市民意見を反映するため、SNS(交流サイト)などを活用したアンケート実施などを視野に入れている。
複合文化施設(市民ホール)は、800席の可動式座席を備えたメインホールや200席の平戸間形式のサブホールなどを整備する計画で、総事業費は77億8000万円(税込み)を見込んでいる。27年度までに設計をまとめ、同年度の着工、29年度の完成、30年度の供用開始を予定していた。建設地は、いしおかイベント広場(若宮3-400-4)で、敷地面積は2万7478㎡。
複合文化施設整備の基本計画策定業務は、横須賀満夫建築設計事務所が担当した。
基本設計業務は公募型プロポーザルを実施し、石本建築事務所・横須賀満夫建築設計事務所JVを優先交渉権者に特定した。しかし、1月30日に開いた市議会臨時会で複合文化施設基本設計委託契約の延期を求める決議案が可決されたことなどを受け、協議を取りやめた経緯がある。
