福島県いわき市は、「小名浜港周辺のエリア価値向上に向けた基本計画策定業務委託」の公募型プロポーザルで、日本工営都市空間・東コンサルタントJVを最優秀提案者に特定した。1者1JVが参加し、次点はパシフィックコンサルタンツだった。履行期限は2027年3月末。提案上限額は8532万円(税込み)に設定している。
小名浜港は、産業・物流・エネルギー・漁業などの重要拠点である一方、周辺は水族館や道の駅、大型商業施設が立地する県内随一の観光拠点となっている。
1・2号ふ頭間の親水エリア「アクアマリンパーク」の小名浜港駐車場には、サッカーJ2・いわきFCの運営会社である、いわきスポーツクラブが、31年度までの新スタジアムの建設を計画しており、さらなる来訪者の増加や交通混雑への対応、津波襲来時の避難場所の確保が課題となっている。
このため、4月に産官学でつくる防災・交通対策協議会が解決に向けた基本方針として、新スタジアムの建設に伴い減少する868台分の代替駐車場(立体式を含む)や津波避難施設、人道橋、地域交流センターの整備を挙げた。
今回の業務では、立体駐車場を含むアクアマリンパーク全体の現況測量のほか、駐車場とにぎわい創出空間となる広場、改善を検討する既存バスターミナルの基本計画をまとめる。人道橋の概略設計、地域交流センターの基本計画と駐車場を含めた整備・管理運営PPP/PFI導入可能性調査のほか、交通協議会の後継組織となる(仮称)小名浜港周辺エリア価値向上協議会の運営支援なども行う。
