東京建物が、東京都渋谷区で進める「渋谷三丁目地区地区計画」の「A地区(金王八幡宮周辺地区)」での建築計画の概要が分かった。プロジェクト名は、「(仮称)渋谷三丁目9番街区共同建替えPJ」。規模はS造地下1階地上17階建て延べ2万7823㎡で、事務所や店舗で構成する。設計は東急建設が進めており、2027年6月の着工、30年の竣工を目指す。施工者は未定としている。
渋谷区の景観審査会で示された。計画地は、渋谷3-9-1、4、5、6、7、8、9、10、11の敷地面積2374㎡。このうち1961㎡を建築面積に充てる。高さは79m。
渋谷駅から南東に位置し、南西側で都道305号(明治通り)に接している。北東側には金王八幡宮があり、同施設の整備により参道の再生も期待できるという。
景観審査会では、景観形成の基本方針も提案された。中景は、「先進性と地域性が共鳴する渋谷の新たな景観づくり」とし、明治通りに面し、風格や先進性を象徴する景観を形成する。渋谷川を連想させる水辺、親水性のあるデザインを採り入れる。
近景は、「緑と賑わいが繋がり、参道と共生する近景」とし、▽坂の地形の活用▽参道と一体的な景観の形成▽緑化ネットワークの形成▽穏やかな賑わいと交流の形成--の四つを生み出すことを目指す。
同地区の土地利用の方針は、明治通り、六本木通り、八幡通りの幹線道路沿道では、にぎわいの誘導とゆとりある歩行者ネットワークの形成を図るとともに、金王八幡宮や東福寺などの緑あふれる空間と連続する落ち着いた空間を創出し、業務、商業、住宅などの機能が調和した土地利用を促す。
地区施設の整備方針は、歩いて楽しい開かれた歩行者ネットワークに必要な広場や、東西通路などの歩行者専用通路をユニバーサルデザインに配慮して整備するとしている。
現地では現在、東京建物が「渋谷三丁目9番地下解体工事」を東急建設の施工で進めている。工期は27年5月下旬まで。
